日本新聞: 大谷翔平今季初勝利 6回途中までパーフェクト投球 12奪三振

大谷おおや翔しょう平たいら今季こんき初はつ勝利しょうり 6回かい途中とちゅうまでパーフェクト投球とうきゅう 12奪だつ三振さんしん

Apr 21, 2022 12:04

Furigana

大リーグだいり-ぐ、エンジェルスの大谷おおや翔しょう平ひら選手せんしゅがアストロズ戦せんに先発せんぱつピッチャー兼けん、1番ばん・指名しめい打者だしゃとして出場しゅつじょうし、6回かい途中とちゅうまで1人にんのランナーも出ださない好投こうとうで今こんシーズン初はつ勝利しょうりをあげました。バッターとしても2安打あんだ2打点だてんの活躍かつやくでした。

　　　　　　｜１いち２に３さん｜４よん５ご６ろく｜７なな８はち９きゅう｜計けい　

エンジェルス｜６ろく０ぜろ０ぜろ｜０ぜろ０ぜろ０ぜろ｜０ぜろ０ぜろ０ぜろ｜６ろく　

アストロズ　｜０ぜろ０ぜろ０ぜろ｜０ぜろ０ぜろ０ぜろ｜０ぜろ０ぜろ０ぜろ｜０ぜろ

大谷おおや選手せんしゅは20日にち、相手あいての本拠地ほんきょちテキサス州しゅうヒューストンで行おこなわれたアストロズ戦せんに今こんシーズン3回かい目めの投打とうだの二刀流にとうりゅうで先発せんぱつ出場しゅつじょうしました。

大谷おおや選手せんしゅは、150キロ台だい後半こうはんのストレートと得意とくいのスプリットに加くわえてこの日ひはスライダーのキレとコントロールが抜群ばつぐんで強打きょうだのアストロズ打線だせんから1回かいにいきなり2者しゃ連続れんぞく三振さんしんを奪うばいました。

3回かいと4回かいは6者しゃ連続れんぞくで三振さんしんに取とるなど5回かいまでに11個この三振さんしんを奪うばって、打球だきゅうをほとんど前まえに飛とばさせず、1人にんのランナーも出ださないパーフェクトピッチングでした。

6回かいには先頭せんとうバッターからカーブで12個こ目めの三振さんしんを奪うばい、大リーグだいり-ぐ1年ねん目めの2018年ねん4月つきに自身じしん2回かい目めの先発せんぱつ登板とうばんで記録きろくした自己じこ最多さいたに並ならびました。

大谷おおや選手せんしゅは、続つづく8番ばんのカストロ選手せんしゅにフルカウントからのスライダーをセンター前まえに運はこばれて初はつヒットを許ゆるし、さらにフォアボールも出だしましたが得点とくてんは許ゆるさず、6回かい、81球きゅうを投なげて無む失点しってんでマウンドを降おりました。

打うたれたヒットは1本ほん、フォアボールが1つで、今こんシーズン初はつのふた桁けた、12個この三振さんしんを奪うばいました。

バッターとしては、マウンドに上あがる前まえの1回かい、最初さいしょの打席だせきでフォアボールを選えらんだあと、打者だしゃ一巡いちじゅんして2アウト満塁まんるいで再ふたたび打席だせきが回まわり、アウトコースの速球そっきゅうに逆さからわずに打うってレフトフェンス直撃ちょくげきのタイムリーツーベースでさらに2点てんをあげ、エンジェルスはこの回かい6点てんを先制せんせいしました。

大谷おおや選手せんしゅは3回かいの第だい3打席だせきは痛烈つうれつなサードライナー、6回かいの第だい4打席だせきは初球しょきゅうにセーフティーバントをしてピッチャー前まえに転ころがし内野ないや安打あんだとしました。

8回かいの第だい5打席だせきはレフトフライで、指名しめい打者だしゃとしてはフル出場しゅつじょうし、4打数だすう2安打あんだ2打点だてん、フォアボール1つでした。

エンジェルスは6対たい0で勝かって大谷おおや選手せんしゅは今こんシーズン3回かい目めの先発せんぱつ登板とうばんで初はじめて勝かち投手とうしゅとなり、今こんシーズン1勝しょう2敗はいとなりました。

大谷おおや選手せんしゅは同おなじ地区ちくの強敵きょうてきアストロズに過去かこ6回かい先発せんぱつ登板とうばんして0勝しょう3敗はいで今こんシーズンの開幕かいまく戦せんでも負まけ投手とうしゅとなっていましたが、通算つうさん7回かい目めの先発せんぱつ登板とうばんで初はじめて勝かち投手とうしゅとなりました。

大谷おおや登板とうばん前まえに2度ど打席だせきに

この試合しあい、大谷おおや選手せんしゅは1回かい表ひょうの第だい1打席だせきはフォアボール、打者だしゃ一いち巡じゅんでまわった第だい2打席だせきに2アウト満塁まんるいのチャンスで2点てんタイムリーツーベースを打うちました。

球団きゅうだんによりますと、先発せんぱつピッチャーが登板とうばん前まえの1回かい表ひょうに2度ど打席だせきに入はいるのは大リーグだいり-ぐでは1900年ねん以降いこう初はじめてだということです。

先発せんぱつピッチャーが1回かい表ひょうに登板とうばんしたあとに、そのウラに2度ど、打席だせきがまわったというケースは1952年ねんと1989年ねんにあります。この時ときはいずれも先発せんぱつピッチャーが1回かい表ひょうに登板とうばんしたあと、そのウラに打線だせんが10点てん以上いじょうをとって9番ばんバッターに入はいっていたピッチャーに2度ど、打席だせきがまわりました。

大谷おおや「最後さいごまで投なげるのは厳きびしいと思おもっていた」

ピッチャーとして今いまシーズン初はつ勝利しょうりをあげた大谷おおや選手せんしゅは、試合しあい直後ちょくごのグラウンドでのインタビューで「相手あいてはすばらしい打線だせんなので、一いち人にん一いち人にん抑おさえたいという気持きもちで投なげた」と試合しあいを振り返ふりかえりました。

途中とちゅうまでパーフェクトに抑おさえていたことに気付きづいていたのかを聞きかれると「気付きづいてはいたが、球たま数すうも多おおかったので、最後さいごまで投なげるのはちょっと厳きびしいかなと思おもっていた。最初さいしょにリードをもらったので、アグレッシブに投なげられるなと思おもっていた。気きを緩ゆるめることなく、しっかりと抑おさえられたのがよかったと思おもう」と話はなしていました。