この工場では、
発電所や
変電所向けの
変圧器を
製造していますが、
電力会社などの
顧客から
求められている
複数の
規格に
準じた
試験で
不正が
見つかったということです。
具体的には、高い電圧に耐えられるかどうかの試験で、規定より低い電圧で試験を行っていたにもかかわらず、規定どおりに実施したかのように書類に記載するなどしていたということです。
不正は1982年から先月までのおよそ40年間にわたって行われていて、対象は国内外の電力会社や鉄道会社などに出荷した変圧器3384台に上るということです。
会社によりますと、
今回の
問題で、
納入先から
変圧器の
不具合などの
報告はないということですが、
今後、
個別に
連絡を
取って
特別点検を
行うとしています。
今回の不正は、弁護士などでつくる委員会の調査の過程で、今月1日に判明したということで、委員会では引き続き、国内のすべての工場で調査を進めることにしています。