航空大手のANAホールディングスは、
昨年度、2021
年度の
業績予想を
下方修正し、
最終赤字が1450
億円になるという
見通しを
明らかにしました。
新型コロナウイルスのオミクロン
株の
感染拡大や
燃料費の
高騰が
主な
要因です。
ANAホールディングスは22日、先月までの昨年度1年間のグループ全体の業績予想を下方修正すると発表しました。
売り上げはこれまでの予想より400億円少ない1兆200億円、最終赤字はこれまでより450億円拡大し1450億円になる見通しだとしています。
実際に最終赤字になれば2年連続です。
新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大でことし1月から先月にかけて各地でまん延防止等重点措置が適用され利用客の数が想定を大きく下回ったことや、燃料の価格が高騰したことが主な要因です。
航空業界では、日本航空も昨年度のグループ全体の決算が1770億円の最終赤字になると業績予想を下方修正していて、需要の回復が見通しづらい状況が続いています。