陸上自衛隊の
ヘリコプターが
沖縄県の
宮古島の
周辺で
消息を
絶った
事故で、
隊員が
見つかった
海底付近では
機体の
胴体部分の
ほかに、
操縦席や
尾翼とみられる
部分も
見つかっていたことが
分かりました。
現場周辺の
海域には28
日にも、
機体の
回収を
行う作業船が
到着する
見込みで、
近く作業に
着手するものとみられます。
今月6日、陸上自衛隊のヘリコプターが宮古島の周辺で消息を絶ち、乗っていた隊員10人が行方不明になった事故では、これまでに5人の死亡が確認されています。
隊員が見つかった水深106メートルの海底では、胴体部分とみられる損壊した機体の一部が見つかっていますが、このほかに操縦席や尾翼とみられる部分も見つかっていたことが防衛省関係者への取材で分かりました。
操縦席と胴体部分、尾翼はそれぞれ分離した形で確認されているということです。
陸上自衛隊が機体の回収を委託した民間業者の作業船は、28日にも現場周辺の海域に到着する見込みで、天候条件などがよければ近く作業を始めるものとみられます。
陸上自衛隊は、機体を回収して調査するとともに、フライトレコーダーも回収して事故原因の究明を進めることにしています。
また、自衛隊は、今月18日に見つけた隊員とみられる1人の引きあげを行うとともに、行方が分かっていないほかの4人の捜索を続けています。