国営ひたち海浜公園では4.2ヘクタールほどの丘におよそ530万本のネモフィラが植えられていて、例年は大型連休の終盤まで見頃が続き多くの観光客でにぎわいます。
一方、ことしは2月から3月にかけてのネモフィラが成長してつぼみをつける時期に気温が高い日が続いたことから、例年より1週間ほど早い今月上旬には見頃が始まり、公園によりますと見頃はこの週末ごろまでだということです。
このため、28日は大型連休前にもかかわらず朝早くから多くの観光客が訪れ、駐車場の入り口にはおよそ1キロほども車が並びました。
訪れた人たちは公園のゲートの前に行列を作り、午前9時のオープンと同時にネモフィラが咲く「みはらしの丘」を目指して急いでいました。
埼玉県から訪れたという20代の男性は「ネモフィラの見頃はもう少しあとかと思っていましたが、きれいな時期に見ることができてよかったです」と話していました。
公園によりますと、今月に入って27日までの来園者はおよそ46万7000人で、去年の同じ時期より15万人近く増えているということです。