일본어 뉴스: 新型コロナあすから「5類」移行 3年余り続く対策は大きな節目

新型しんがたコロナあすから「5類るい」移行いこう 3年ねん余あまり続つづく対策たいさくは大おおきな節目ふしめ

May 7, 2023 18:05

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん症しょう法ほう上じょうの位置いちづけが8日にち、季節きせつ性せいインフルエンザなどと同おなじ「5類るい」に移行いこうします。今後こんご、法律ほうりつに基もとづいた外出がいしゅつ自粛じしゅくの要請ようせいなどはなくなり、感染かんせん対策たいさくは個人こじんの判断はんだんに委ゆだねられるほか、幅広はばひろい医療いりょう機関きかんでの患者かんじゃの受け入うけいれを目指めざすなど、3年ねん余あまり続つづく国くにのコロナ対策たいさくは大おおきな節目ふしめを迎むかえます。

新型しんがたコロナの感染かんせん症しょう法ほう上じょうの位置いちづけについて、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは外出がいしゅつ自粛じしゅくの要請ようせいや入院にゅういん勧告かんこくなどの厳きびしい措置そちをとることができる「2類るい相当そうとう」として対策たいさくにあたってきましたが、8日にち、季節きせつ性せいインフルエンザと同おなじ「5類るい」に移行いこうします。

移行いこう後ごは、国くにはこれまでのように行動こうどう制限せいげんを求もとめることができなくなり、感染かんせん対策たいさくは今後こんご、個人こじんの判断はんだんに委ゆだねられることになります。

また、これまでのように限かぎられた医療いりょう機関きかんで患者かんじゃを受け入うけいれる体制たいせいから幅広はばひろい医療いりょう機関きかんで対応たいおうする体制たいせいを目指めざすとしていて、これまで無料むりょうにしてきた医療いりょう費ひの窓口まどぐち負担ふたん分ぶんについては検査けんさや外来がいらい診療しんりょうの費用ひようなどが自己じこ負担ふたんに見直みなおされます。

さらに、流行りゅうこう状況じょうきょうの把握はあくについては指定していした医療いりょう機関きかんに週しゅう1回かい報告ほうこくしてもらう「定点ていてん把握はあく」に変更へんこうされます。

一方いっぽうで、今後こんごも流行りゅうこうを繰り返くりかえすことが予想よそうされることから、無料むりょうのワクチン接種せっしゅは今年度こんねんども継続けいぞくされるほか、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは感染かんせんしたあとの療養りょうよう期間きかんの目安めやすとして発症はっしょう翌日よくじつから5日間にちかんは外出がいしゅつを控ひかえることが推奨すいしょうされるとする考え方かんがえかたを示しめしています。

新型しんがたコロナの「5類るい」移行いこうにあわせて政府せいふの対策たいさく本部ほんぶや感染かんせん対策たいさくの「基本きほん的てき対処たいしょ方針ほうしん」も廃止はいしされ、3年ねん余あまり続つづく国くにのコロナ対策たいさくは大おおきな節目ふしめを迎むかえることになります。

都内とないの大学だいがく病院びょういん “診療しんりょうを一気いっきにやめるのではなく段階だんかい的てきに縮小しゅくしょう”

新型しんがたコロナの治療ちりょうの「最後さいごの砦とりで」として、重症じゅうしょう患者かんじゃを受け入うけいれてきた東京とうきょう都内とないの大学だいがく病院びょういんでは、8日にち、感染かんせん症しょう法ほう上じょうの位置いちづけが「5類るい」になるのを期きに、対応たいおうする病床びょうしょうを段階だんかい的てきに減へらす予定よていでしたが、現在げんざい、感染かんせんが拡大かくだいする傾向けいこうがみられ重症じゅうしょう患者かんじゃが増ふえる可能かのう性せいがあるとして、連休れんきゅう明あけの感染かんせん状況じょうきょうをみて段階だんかい的てきに減へらす方針ほうしんに変更へんこうしました。

東京とうきょう文京ぶんきょう区くの日本にっぽん医科いか大学だいがく付属ふぞく病院びょういんには高度こうど救命きゅうめい救急きゅうきゅうセンターがあり、2020年ねん4月つき以降いこう、重症じゅうしょう患者かんじゃ用ようのベッドを最大さいだいで19床しょう確保かくほしておよそ360人にんの入院にゅういんを受け入うけいれてきました。

感染かんせん者しゃ数すうが減へっても、常つねに6床しょうを確保かくほしてきましたが、コロナ禍かで減へっていた一般いっぱんの救急きゅうきゅう患者かんじゃの受け入うけいれを以前いぜんの水準すいじゅんに戻もどすため、感染かんせん症しょう法ほう上じょうの位置いちづけが8日にちから5類るいとなるのを期きに、コロナの重症じゅうしょう病床びょうしょうを段階だんかい的てきに減へらす予定よていにしていました。

当初とうしょは、8日にちから減へらすことにしていましたが、先月せんげつから感染かんせんが拡大かくだいする傾向けいこうが続つづき、今後こんご、重症じゅうしょう患者かんじゃが増ふえる可能かのう性せいがあるとして、いったん減へらすのはやめて、大型おおがた連休れんきゅう明あけの感染かんせん状況じょうきょうをみて、いつ、どの程度ていど減へらすか決きめると方針ほうしんを変更へんこうしました。

病院びょういんでは、搬送はんそうされてきた救急きゅうきゅうの患者かんじゃが発熱はつねつしていた場合ばあい、PCR検査けんさで陰性いんせいが確認かくにんされるまではコロナ病床びょうしょうで受け入うけいれてきましたが、先月せんげつ下旬げじゅんからは15分ふんで結果けっかが出でる抗原こうげん検査けんさに切り替きりかえていて、少すこしでも病床びょうしょうへの負荷ふかを減へらそうとしているということです。

高度こうど救命きゅうめい救急きゅうきゅうセンターの横堀よこぼり將司つかさ部長ぶちょうは「今後こんご、患者かんじゃが急増きゅうぞうしたり、ウイルスの性質せいしつが変かわって重症じゅうしょう化かするリスクが高たかまったりしないか、5類るい移行いこうで公費こうひ負担ふたんでなくなることで受診じゅしん控ひかえが起おき、高齢こうれい者しゃ施設しせつなどで感染かんせんがまん延まんえんしたりしないかなど、心配しんぱいはある。コロナ診療しんりょうを一気いっきにやめるのでなく段階だんかい的てきに縮小しゅくしょうし、どのような事態じたいが起おきても対応たいおうできるよう準備じゅんびしておきたい」と話はなしていました。