今回は夜間の打ち上げとなり、ロケットのごう音が響き渡る中、ロケットが噴射する光で辺り一面が明るく照らし出されると、大きな歓声が上がりました。
広島県から友人と訪れた女性は「夜空の星が全部消えてしまうくらい、一面がすごく明るくなって、びっくりしました。とてもきれいで感動しました」話していました。
子どもと訪れた地元の30代の女性は「夜の打ち上げは初めて見ましたが、すごくきれいで、子どもたちを連れてきて、よかったです。日中の打ち上げとはまた違うよさがありました」と話していました。
千葉県から種子島に山村留学している小学5年生の女の子は「空が昼間みたいに明るくなってびっくりしました。打ち上げを見ることができてよかったです」と話していました。
打ち上げ見守った人たちは
種子島宇宙センターの発射場から6キロほどの鹿児島県南種子町の公園には多くの人が集まり、打ち上げを見守りました。
今回は夜間の打ち上げとなり、ロケットのごう音が響き渡る中、ロケットが噴射する光で辺り一面が明るく照らし出されると、大きな歓声が上がりました。
広島県から友人と訪れた女性は「夜空の星が全部消えてしまうくらい、一面がすごく明るくなって、びっくりしました。とてもきれいで感動しました」話していました。
子どもと訪れた地元の30代の女性は「夜の打ち上げは初めて見ましたが、すごくきれいで、子どもたちを連れてきて、よかったです。日中の打ち上げとはまた違うよさがありました」と話していました。
千葉県から種子島に山村留学している小学5年生の女の子は「空が昼間みたいに明るくなってびっくりしました。打ち上げを見ることができてよかったです」と話していました。
電池が採用された会社「大変名誉」
国際宇宙ステーションの新たな主電源に採用されたリチウムイオン電池を開発したGSユアサの子会社、ジーエス・ユアサ テクノロジーの加藤泰一郎社長は、打ち上げのあとの記者会見で、「国際宇宙ステーションの電源に採用いただき、世界の宇宙開発に貢献できることを日本のメーカーとして大変名誉に感じている。私どもの電池は、これまで世界の128機の人工衛星で使われ、10年くらい使ってもらっているが不具合の報告はなく、長い期間の実績をNASAに認めてもらったものだと受け止めている」と述べました。
NASA幹部「日本の技術が大きく貢献」
国際宇宙ステーションの新たな主電源に日本製のリチウムイオン電池を採用したNASA=アメリカ航空宇宙局の幹部2人も来日し、今回のこうのとりの打ち上げを種子島宇宙センターで見守りました。
2人は打ち上げのあと記者会見に応じ、このうち、電池の選定に当たったユージン・シュワンベックプロジェクトマネージャは、日本のGSユアサ製のリチウムイオン電池を採用した経緯について、「国際宇宙ステーションのバッテリーとして世界中の企業の製品をテストし、寿命や性能について徹底的に調査した。その結果、国際宇宙ステーションにはGSユアサの電池がベストであるという結論に至った」と述べました。
また、国際宇宙ステーションの運用の責任者の1人、ダン・ハートマン副プログラムマネージャは、今回のこうのとりの打ち上げについて、「すばらしい打ち上げでお祝い申し上げたい。こうのとりは食料や水、重要な装置を運べる希少な宇宙輸送船で、今後、新しいバッテリーの設置が進められるが、それは今回の打ち上げの成功があったからこそのことだ。日本の技術は国際宇宙ステーションの機能を高めることに大きく貢献している」と述べました。
宇宙エレベーター実現に取り組む大学も
こうのとり6号機には、将来の夢の技術「宇宙エレベーター」の実現に向けて、静岡大学の研究グループが開発した超小型衛星も搭載されました。
9日夜は、浜松市の大学のキャンパスで、衛星の開発に携わった学生など、およそ50人が、中継映像を通して打ち上げを見守りました。
打ち上げからおよそ15分後、超小型衛星を搭載したこうのとり6号機がH2Bロケットから切り離されると、集まった人たちは歓声を上げ、拍手をして打ち上げの成功を喜びました。
衛星の開発に関わった大学院生の相賀雅紀さんは「みんなで作った衛星が無事打ち上がり、うれしいです。まずは実験を成功させ、宇宙エレベーターの建設に少しでも貢献できたらと思います」と話していました。
静岡大学が開発した超小型衛星は、宇宙空間で、樹脂製のケーブルを100メートルほど伸ばし、いわばミニチュアの宇宙エレベーターを作る計画です。
そして、宇宙空間に伸ばしたケーブルがどのような動きをするか、基礎的なデータを集めることを目指しています。
早ければ、今月中旬にも国際宇宙ステーションから放出され、実験に臨む予定だということです。