2020年東京オリンピックのゴルフの競技会場が、
女性の
正会員を
認めていないこと
に対して、
IOC=
国際オリンピック
委員会が
改善を
求めていることを
受けて、
競技会場の「
霞ヶ関カンツリー
倶楽部」は、
近く
開かれる
理事会で
対応を
検討することにしています。
東京オリンピックの
ゴルフの
競技会場になっている
埼玉県川越市の
霞ヶ関カンツリー
倶楽部は、
女性がすべての
営業日を通じて
利用できる
正会員になることを
認めていません。
これについてIOCは、平等などを掲げたオリンピック憲章にそぐわないと改善を求め、大会の組織委員会も、1日競技団体などと女性の正会員を認めていない細則の見直しを検討するよう霞ヶ関カンツリー倶楽部に申し入れる考えを示しました。
霞ヶ関カンツリー倶楽部の関係者は、細則を見直すには、「まずは会員の意見をしっかり聞く必要がある」と話しているということで、近く開かれる理事会で、対応を検討する見通しです。
IOCが、速やかな対応を求めている中、霞ヶ関カンツリー倶楽部の判断が注目されます。
小池知事「超えなければならないハードルある」
東京都の小池知事は、1日に開かれたオリンピック・パラリンピックと人権をテーマにしたシンポジウムでこの問題に触れ、東京大会の競技会場となる埼玉県川越市のゴルフ場について、「女性が正会員になることや自由にプレーすることなど、超えなければならないハードルがある」と指摘しました。
そして、平等などを掲げたオリンピック憲章を踏まえ、「憲章でうたわれているさまざまな課題を本当の意味でクリアしているのか疑問だ」と述べました。