「ばけばけ」ヒロイン夫おっとに英えい出身しゅっしん俳優はいゆう“覚悟かくごはできております”

ヒロインの夫役ぶやくを演えんじるのがイギリス出身しゅっしんの俳優はいゆう、トミー・バストウさんに決きまりました。

「覚悟かくごはできております」

バストウさんは力強ちからづよく宣言せんげんしてくれました。

（大阪おおさか放送ほうそう局きょく映像えいぞう制作せいさく 竹内たけうち杏あんず莉）

1767人にん参加さんかのオーディションで

バストウさんは33歳さい。

日本語にほんごを10年ねんほど学まなんでいて、俳優はいゆう、ミュージシャンとして活動かつどうしてきました。

今回こんかい、1767人にんが参加さんかしたオーディションで選えらばれました。

113作さく目めとなる連続れんぞくテレビ小説しょうせつ 2025年ねん秋あきから放送ほうそう

「怪談かいだん」などの著作ちょさくで知しられる明治めいじ時代じだいの作家さっか、小泉こいずみ八雲やくも＝ラフカディオ・ハーンの妻つまの小泉こいずみセツをモデルにしたドラマ

バストウさんは小泉こいずみ八雲やくもをモデルにした役やく「ヘブン」を演えんじる

ヒロインの「松野まつのトキ」を※高石たかいしあかりさんが演えんじる

（※「高こう」は「はしご高だか」）

“エミー賞しょう”受賞じゅしょう作品さくひんの出演しゅつえん俳優はいゆうが朝ドラあさどらに

アメリカの優すぐれたテレビ番組ばんぐみなどに贈おくられるエミー賞しょう。

2024年ねんにドラマ部門ぶもんの作品さくひん賞しょうを受賞じゅしょうしたのは、ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍しょうぐん」で、俳優はいゆうの真田さなだ広之ひろゆきさんがプロデュースと主演しゅえんを務つとめています。

浅野あさの忠信ただのぶさんや二階堂にかいどうふみさんなど名なだたる日本人にっぽんじん俳優はいゆうが出演しゅつえんするなかで、バストウさんは“日本語にほんごが堪能かんのうなポルトガルの宣教師せんきょうし役やく”を演えんじています。

トミー・バストウさん

「夢ゆめみたいな感かんじがしました。長ながい間ま、日本語にほんごを勉強べんきょうしていて『SHOGUN 将軍しょうぐん』に出演しゅつえんしたことは今いまでも信しんじられません。エミー賞しょうの受賞じゅしょうはびっくりしたし、かけがえのない経験けいけんでした」

Q.真田さなだ広之ひろゆきさんと共演きょうえんしたときの印象いんしょうは？

トミー・バストウさん

「真田さなだ広之ひろゆきさんと共演きょうえんしたときは人生じんせいで一番いちばん緊張きんちょうしていました。戦国せんごく時代じだいの日本語にほんごなので本当ほんとうに緊張きんちょうしていました。しかし真田さなださんのサポートのおかげでどうにか演えんじることができました。俳優はいゆうとして、監督かんとくとして、人ひととして、素晴すばらしいと思おもいます」

朝ドラあさどら出演しゅつえん “絶対ぜったい出でたい”

そんなハリウッドでも活躍かつやくする彼かれがなぜ日本にっぽんの朝ドラあさどらに出演しゅつえんすることになったのか。

トミー・バストウさん

「日本にっぽんでも俳優はいゆうとして働はたらきたいと、長ながい間ま思おもっていました。『SHOGUN 将軍しょうぐん』の共演きょうえん者しゃからオーディションの話はなしを聞きいて、絶対ぜったい出でたいと思おもい行動こうどうに移うつしました」

Q.朝ドラあさどらは知しっていましたか？

トミー・バストウさん

「『ちむどんどん』と『ブギウギ』を見みていました。（オーディションに受うかったときは）ワクワクするとともに、夢ゆめが叶かなったみたいな感かんじがしました。役やくを演えんじながら日本語にほんごと日本にっぽんの文化ぶんかをもっと深ふかく知しりたいと思おもいます」

日本語にほんごを学まなぶきっかけは

記者きしゃ会見かいけんでも通訳つうやくをほとんど介かいさず日本語にほんごを話はなしていたバストウさん。

Q.日本語にほんごがお上手じょうずですが、もともと勉強べんきょうしていらっしゃったんですか？

トミー・バストウさん

「10年ねん前まえから勉強べんきょうし始はじめました。独学どくがくです。教科書きょうかしょを買かって勉強べんきょうしました。今いまは敬語けいごを勉強べんきょうしています。一番いちばん難むずかしい表現ひょうげんは『変更へんこうさせていただけないかと思おもいメールいたしました』という敬語けいごです。もっと話はなせるように毎日まいにちちゃんと勉強べんきょうします」

Q.日本にっぽんに興味きょうみをもったきっかけはなんですか？

トミー・バストウさん

「10年ねん前まえに父ちちが世界中せかいじゅうの映画えいがを見みせてくれました。そのなかで“日本にっぽんの黄金おうごん時代じだい”の映画えいがが特とくに好すきです。『用心棒ようじんぼう』『羅生門らしょうもん』などの映画えいがに惹ひかれました。昔むかしの映画えいがは渋しぶいですね」

「三船みふね敏郎としおさんは私わたしにとってヒーローです。演技えんぎは無敵むてきだと思おもいます。子供こどもの時ときに見みたので影響えいきょうを受うけました。朝ドラあさどらはプレッシャーが高たかいですが、日本にっぽんの文化ぶんかを勉強べんきょうしたり覚悟かくごはできております…『SHOGUN 将軍しょうぐん』のせりふです」

来年らいねんの春はるから日本にっぽんでの撮影さつえいが行おこなわれ、バストウさんは大阪おおさかで暮くらすことになります。

トミー・バストウさん

「関西かんさいは2回かい来きたことがあります。USJ=ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや京都きょうとに行いきました。何なによりもラーメンが大好だいすきです。お酒さけも飲のんでみたいし、たこ焼たこやきや神戸こうべ牛うしを食たべたいと思おもいます。小泉こいずみ夫婦ふうふのゆかりのある所ところに聖地せいち巡礼じゅんれいしてみたいです」

実在じつざいした夫婦ふうふがモデル

ヒロインをつとめる高石たかいしあかりさんと会あうのは27日にちが初はじめてでした。

ドラマのなかで夫婦ふうふ役やくを演えんじるおふたりにお互おたがいの印象いんしょうを聞ききました。

高石たかいしあかりさん

「すごく優やさしそうだなと。ちょっとおちゃめなのかなとか、そんな印象いんしょうがあって、優やさしい方ほうで皆みなさんがとりこになる理由りゆうがすごく分わかるなと」

トミー・バストウさん

「明あかるくて一緒いっしょに仕事しごとしたらとても楽たのしいだろうなと思おもいました。簡単かんたんに言いうと…精一杯せいいっぱい頑張がんばります！！」

（11月つき27日にち ほっと関西かんさいなどで放送ほうそう）