違法薬物をめぐる
問題で
辞任した
精密機器メーカー「オリンパス」の
元社長兼CEO、シュテファン・カウフマン
氏に
違法薬物を
譲り渡したとして
逮捕されていた
容疑者が、
元社長から
口止め料などの
名目で
現金を
脅し取っていたとして
再逮捕されました。
警視庁によりますと、
脅し取った
総額は
およそ900
万円に
上るということです。
東京 葛飾区の金子高明 容疑者(44)はオリンパスの元社長兼CEO、シュテファン・カウフマン氏に対し、コカインなどとみられる違法薬物を譲り渡したとして、11月に逮捕されていましたが、元社長から、口止め料などの名目で現金50万円を脅し取っていたとして、恐喝の疑いで27日に再逮捕されました。
警視庁によりますと容疑者は、元社長に現金を渡すよう要求したうえで、応じない場合は警察やマスコミにばらすなどと脅したり、株主総会を荒らすという趣旨のメッセージを送ったりしていたということです。
元社長は容疑者に対し、23回にわたって、合わせて900万円以上の現金を渡していましたが、調べに対し、金子容疑者は黙秘しているということです。
一方、10月に社長を辞任したあと、違法薬物を譲り受けた疑いで書類送検されていたカウフマン元社長は、27日、麻薬特例法違反の罪で起訴されています。