沖縄の
名護市辺野古沖で
進むアメリカ
軍普天間基地の
移設工事の
現場で、11
日から
工事車両が
出はいりするゲートの
場所が
変更されたことが
分かりました。
これまで
使用されていたゲートは
移設に
反対する
人たちが
座り込みなどを
行う拠点に
近く、
たびたび渋滞が
起きていて、
名護市が
国に
対応を
求めていました。
普天間基地の移設先となっている名護市辺野古では、埋め立て予定地に隣接するアメリカ軍キャンプシュワブの国道沿いにある専用ゲートから工事車両が出はいりしていました。
専用ゲートの国道を挟んだ向かい側では、移設に反対する人たちがテントを設けて、車両が入るのを阻止しようと座り込みを行うなど長年、抗議活動の拠点になっています。
一方、中に入れない車両が道路に列を作りたびたび渋滞が起きていて、名護市が国に対応を求めていました。
こうした中、国は、11日から、これまで使っていた専用ゲートを閉鎖し、およそ700メートル北側にある新しいゲートを工事車両の出入り口として使い始めました。
午前10時ごろから新しいゲートにミキサー車が次々に到着すると、車両が中へ入るのを阻止しようと座り込みを行った人たちを警察が強制的に移動させ、現場は一時、騒然としました。
沖縄防衛局は「工事関係者やアメリカ軍関係者の安全確保などを図ることに加え、名護市から渋滞対策のさらなる徹底を求められたため、新しいゲートを使用することにした」とコメントしています。