ドジャースとパドレスは大リーグのほかのチームに先立って今月20日と21日に韓国・ソウルで行われる開幕シリーズで対戦します。
16日は試合会場の「コチョクスカイドーム」で、公式練習を行うのを前にチームの主力であるベッツ選手やフリーマン選手とともに会見に臨みました。
大谷選手は「国際大会でも日本と韓国は白熱した試合が多く小さいころから見ていたので思い入れがある。プレーするのを楽しみにしていた。期間中は野球も韓国自体も楽しみたい」と心境を語りました。
パドレスの開幕投手であるダルビッシュ有投手と初めての対戦することについては「小さいころから見ていて大好きな投手で、目標にしてきた方だ。本当によくしてもらっているし、ここまで対戦がなかったことも含めて楽しみだ」と対戦を心待ちにしている様子でした。
また、初めて妻を伴って試合に臨むことについて尋ねられると、同席したベッツ選手やフリーマン選手に「カモン、ショウ!」などと声をかけられ、大谷選手は笑顔を見せながら「初めて一緒に来たので、そういう意味ではいい思い出になると思う。まずは自分のやるべきことに集中したい」と話していました。
一目みようとファンも集まる
ドジャースの選手たちが宿泊しているソウル市内のホテルには練習に向かう大谷翔平選手たちを一目見ようと、ファンや報道陣が詰めかけました。
ふだんから日本のプロ野球も好きだという40代の韓国人男性は「大谷選手が来たから直接見たいと思ってホテルまで来た。試合では胸のすくようなホームランを打ってほしい」と期待を込めて話していました。
第2戦を父親と見に行くという日本人の10歳の女の子は「大谷選手は筋肉があって、かっこいい。試合に勝ってほしい」と話していました。
また球場の敷地内の、選手たちのバスが止まる場所にも大勢の市民や観光客が集まり、選手たちが姿を見せると、振り向いてもらおうと名前を呼んで、アピールしていました。
野球ファンの韓国人女性は「大リーグの選手は韓国の選手よりも高い技術を持っていると思うので、ふだん、国内で見られないようなプレーを期待している」と話していました。
開幕シリーズのグッズを買いに来たという日本人のファンはドジャースとパドレスに所属する日本人選手たちについて「WBC=ワールド・ベースボール・クラシックで日本人として一つになって戦った。今回は別のチームだけどみな一緒に大リーグで頑張ってほしい」と活躍に期待していました。
球場に貼られた巨大なポスターを背景に写真を撮っていた日本人女性は「大谷選手は結婚もされて幸せそうだ。野球での活躍を応援したい」と話していました。