宮崎県えびの
市に
ある陸上自衛隊えびの駐屯地によりますと、
亡くなった1
人の
菊松安親1
等陸曹(52)が2000
年代にかけて
一時期、
えびの駐屯地に
所属していたということです。
菊松さんがえびの駐屯地の第24普通科連隊に所属していた際、直属の上司の分隊長だった後藤謙二郎さん(55)がNHKの取材に応じました。
菊松さんとは後藤さんが転勤するまでの10年余りの間、一緒に仕事をしたということです。
事件について後藤さんは「同期から聞いてうそだろうと思ったが、亡くなった隊員の名前が発表され、非常に寂しく思った」と話しました。
当時の菊松さんについては「真面目で、ひとから頼まれたら何でもよくするし、後輩の面倒もよく見ていた。人づきあいもよかった。自衛隊のレンジャー訓練を頑張って卒業し、最後までやり遂げた思い出がある」と話しています。
そのうえで後藤さんは「自衛隊では安全管理を徹底していた。あってはいけないことが起こった。何でこんな事件が起きたのかと菊松君本人が一番思っているのではないか。本人はさぞかし残念で悔いが残っているだろう」と話していました。
八代さんの同級生は
亡くなった八代航佑3等陸曹(25)と小学校と中学校が同じだったという同学年の女性は「ちょっと信じられなかったので友達に確認したら、亡くなったのは航佑だよと聞いてショックでした。小学校も中学校もサッカーをやっていて真面目で穏やかな人でした。なんで巻き添えになっちゃったのかな、かばったのかな。本当にいい人だったので」と時折、声を詰まらせながら話していました。