Báo tiếng Nhật: 陸自ヘリ事故「葬送式」岸田首相が弔辞 “隊員失い痛手無念”

陸自りくじヘリ事故じこ「葬送そうそう式しき」岸田きしだ首相しゅしょうが弔辞ちょうじ “隊員たいいん失うしない痛手いたで無念むねん”

Jun 18, 2023 16:06 2

Furigana

ことし4月つきに沖縄おきなわ県けんの宮古みやふる島とう沖おきで起おきた陸上りくじょう自衛隊じえいたいのヘリコプターの事故じこで亡なくなった10人にんの隊員たいいんの「葬送そうそう式しき」が熊本くまもと市しの駐屯ちゅうとん地ちで営いとなまれ、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、隊員たいいんを失うしなったことは、わが国わがくににとって大おおきな痛手いたでで、無念むねんでならないなどと弔辞ちょうじを述のべました。

ことし4月つき、沖縄おきなわ県けんの宮古みやふる島とう沖おきで起おきた陸上りくじょう自衛隊じえいたいのヘリコプターの事故じこでは、当時とうじの第だい8師団しだん長ちょうの坂本さかもと雄一ゆういち陸りく将すすむ（55）など乗のっていた隊員たいいん6人にんが死亡しぼうしたほか、行方ゆくえがわかっていない4人にんについても死亡しぼうしたと判断はんだんされています。

熊本くまもと市し東ひがし区くにある陸上りくじょう自衛隊じえいたいの健軍けんぐん駐屯ちゅうとん地ちで営いとなまれた「葬送そうそう式しき」には、亡なくなった隊員たいいんの遺族いぞくのほか、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんや浜田はまだ防衛ぼうえい大臣だいじんなど関係かんけい者しゃが参列さんれつしました。

式しきは非ひ公開こうかいで行おこなわれ、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、「きょう、この日ひを迎むかえることとなったことは痛恨つうこんの極きわみだ。国防こくぼうの任にんを全まっとうした隊員たいいんの皆みなさんに、心こころより敬意けいいと感謝かんしゃの意いを表ひょうする」と述のべました。

そして、「南西なんせい防衛ぼうえいの要衝ようしょうで、強つよい覚悟かくごと責任せきにん感かんをもって職務しょくむの遂行すいこうに全身ぜんしん全霊ぜんれいをささげていた隊員たいいんを失うしなったことは、わが国わがくににとって大おおきな痛手いたでであり、無念むねんでならない。愛あいするご家族かぞくを失うしなわれた、ご遺族いぞくの皆様みなさまの深ふかい悲かなしみを思おもうと、胸むね塞ふさがる思おもいを禁きんじえない」と、隊員たいいんの死しを悼いたみました。

そのうえで、「遺志いしを受け継うけつぎ、国民こくみんの命いのちと暮くらしを断固だんことして守り抜まもりぬき、世界せかいと地域ちいきの平和へいわと安定あんていに貢献こうけんするために全力ぜんりょくを尽つくすことを、自衛隊じえいたいの最高さいこう指揮しき官かんとして、改あらためてここに誓ちかう」と述のべました。

今回こんかいの事故じこでは、陸上りくじょう自衛隊じえいたいの航空こうくう機きの事故じことしては、これまでで最もっとも多おおくの隊員たいいんが死亡しぼうしました。

陸上りくじょう自衛隊じえいたいは、回収かいしゅうした機体きたいの調査ちょうさやフライトレコーダーの解析かいせきを行おこなって、事故じこ原因げんいんの究明きゅうめいを進すすめています。

熊本くまもと県けん蒲島かましま知事ちじも参列さんれつ

「葬送そうそう式しき」に参列さんれつした熊本くまもと県けんの蒲島かましま知事ちじは「遺族いぞくの中なかには小ちいさな子こもいて、いたたまれない気持きもちになったが、国くにや自衛隊じえいたいがケアしていくと聞きいて安心あんしんしました」と述のべました。

そのうえで、蒲島かましま知事ちじは「亡なくなった坂本さかもと前ぜん師団しだん長ちょうは、事故じこの前まえに『県けんと自衛隊じえいたいで一緒いっしょに頑張がんばっていきましょう』と約束やくそくしてくれ、私わたしにとっても頼たのもしい師団しだん長ちょうでした。本当ほんとうに残念ざんねんです。国くにを守まもるという高たかい希望きぼうを果はたすことができず、ご本人ほんにんがいちばん悔くやしいと思おもいます」と話はなしていました。