1970年に始まり、初代の受賞者はアメリカンリーグが通算563ホームランのレジー・ジャクソンさん、ナショナルリーグが通算755ホームランのハンク・アーロンさんと、ともにアメリカの野球殿堂入りを果たした名選手でした。
日本選手はこれまで大谷選手を含めて10人が受賞しています。
日本選手で初めて受賞したのは野茂英雄さんで、大リーグ1年目だったドジャース時代の1995年6月に受賞しました。
その後、2001年にマリナーズの佐々木主浩さん、2003年にヤンキースの松井秀喜さん、2004年にマリナーズのイチローさん、2007年にレッドソックスの松坂大輔さん、2015年にマリナーズの岩隈久志さん、2018年に大谷選手、2022年にカブスの鈴木誠也選手とパドレスのダルビッシュ有投手、ことし4月にレッドソックスの吉田正尚選手と続いています。
受賞の回数ではイチローさんと大谷選手が5回と最も多く、野茂さんと松井さんが4回となっています。
大リーグのオールスターゲームは日本時間の来月12日にシアトルにあるマリナーズの本拠地で行われ、出場する野手を選ぶファン投票の1次投票の2回目の中間結果が発表されました。 このうち、アメリカンリーグの指名打者部門は、1位がエンジェルスの大谷選手で188万5144票、2位がブルージェイズのベルト選手で49万7887票となっています。 大谷選手は1回目の中間発表に続いてトップとなっていて、ベルト選手との差は140万票近くにまで開き、このまま1次投票で指名打者部門の2位以内を保てば最終投票に進みます。 また、大谷選手はアメリカンリーグ全体でもトップに立っていて、全体2位は外野手部門でトップになったヤンキースのジャッジ選手の158万4254票で前回、およそ8万票だった差は30万票余りに開きました。 1次投票の結果は日本時間の今月23日に発表される予定で、大谷選手がこのままアメリカンリーグ全体でトップになれば、最終投票を待たずに3年連続3回目のオールスターゲームの先発出場が決まります。 一方、ナショナルリーグはブレーブスの外野手、アクーニャJr.選手が大リーグ最多の220万1468票を集めて、前回に引き続きトップに立っています。 このほか、 ▽レッドソックスの吉田正尚選手はアメリカンリーグの外野手部門で8位となる54万7576票 ▽カブスの鈴木誠也選手はナショナルリーグの外野手部門で11位の34万1667票 ▽カーディナルスのラーズ・ヌートバー選手が同じく外野手部門で13位の30万3990票となっています。 1次投票で各ポジションの上位2人と外野手は最大で上位6人が、日本時間の27日から30日まで行われる最終投票に進みます。 最終投票は1次投票の結果を持ち越さずに行われ、各ポジションの1位、外野手は上位2人もしくは3人がオールスターゲームに先発出場します。 また、ピッチャーは選手間投票などで選ばれ、控えの野手とともに日本時間の来月3日にすべての選手が出そろいます。
オールスターゲーム 大谷がファン投票 引き続きトップ