警察や神戸市によりますと、一家は2011年からこの集合住宅に住み始め、修くんはその6年後の2017年に生まれた沙喜容疑者の一人息子で、近くの保育園に通っていたということです。
沙喜容疑者きょうだい4人のうち、大地容疑者(32)は、ほかの家族よりも遅れてこの家に住み始めたとみられるということです。
最近になると、修くんが自宅のベランダに閉め出されている姿が付近の住民に目撃されていました。
修くんの遺体が発見されるきっかけとなったのは、祖母が警察に保護されたことでした。
警察は、沙喜容疑者や大地容疑者らきょうだい4人が、今月20日ごろまでのおよそ3か月の間に繰り返し、祖母を押し入れに閉じ込めるなどしたとして、監禁と傷害の疑いで逮捕しました。
祖母は今月20日、4人が外出した隙に逃げ出したということです。
そして、この日の深夜、神戸市垂水区の路上で、車いすに乗っていたところを通行人からの110番通報で駆けつけた警察官に保護されました。
祖母は、顔などにけがをしていたということです。
このため警察が、西区の自宅を訪れたところ不在で、その後、きょうだい4人は神戸市中心部の繁華街でみつかりました。
一方、修くんの行方はわからず、母親の沙喜容疑者の説明をもとに調べたところ、22日午後6時過ぎ、自宅から北におよそ800メートルの草むらで発見したということです。