Actualités japonaises: “戸籍の性別変更には手術必要”憲法違反か最高裁初の弁論へ

“戸籍こせきの性別せいべつ変更へんこうには手術しゅじゅつ必要ひつよう”憲法けんぽう違反いはんか最高裁さいこうさい初はつの弁論べんろんへ

Jun 27, 2023 19:06

Furigana

戸籍こせきの性別せいべつを変更へんこうするには、生殖せいしょく能力のうりょくをなくす手術しゅじゅつを受うける必要ひつようがあるとする法律ほうりつの規定きていが憲法けんぽう違反いはんかどうか争あらそわれている申し立もうしたてについて、最高さいこう裁判所さいばんしょ大だい法廷ほうていは当事者とうじしゃから意見いけんを聞きく弁論べんろんをことし9月つきに開ひらくことを決きめました。性別せいべつ変更へんこうなどの申し立もうしたてについて最高裁さいこうさいが弁論べんろんを開ひらくのは初はじめてで、重大じゅうだいな憲法けんぽう判断はんだんをするにあたり、当事者とうじしゃの話はなしを直接ちょくせつ聞きく必要ひつようがあると判断はんだんしたとみられます。

最高さいこう裁判所さいばんしょ大だい法廷ほうていが弁論べんろんを開ひらくのは、戸籍こせき上じょうは男性だんせいで女性じょせいとして生活せいかつを送おくる人ひとが戸籍こせきの性別せいべつ変更へんこうを求もとめた申し立もうしたてです。

申立もうしたて人じんは、戸籍こせきの性別せいべつを変更へんこうするには生殖せいしょく腺せんを取り除とりのぞく必要ひつようがあるとする性せい同一どういつ性せい障害しょうがい特例とくれい法ほうの規定きていについて「手術しゅじゅつを強制きょうせいするもので重大じゅうだいな人権じんけん侵害しんがいで憲法けんぽうに違反いはんする」と主張しゅちょうして、手術しゅじゅつを受うけていなくても変更へんこうを認みとめるよう求もとめています。

最高裁さいこうさいは4年ねん前まえ、別べつの人ひとの申し立もうしたてで「規定きていは子こどもが生うまれると社会しゃかいに混乱こんらんが生しょうじかねないことなどへの配慮はいりょに基もとづく」として憲法けんぽうに違反いはんしないという判断はんだんを示しめしていますが、今回こんかいのケースは15人にんの裁判官さいばんかん全員ぜんいんによる大だい法廷ほうていで審理しんりされていて、新あらたな憲法けんぽう判断はんだんが示しめされる可能かのう性せいも出でてきています。