サッカーJ1、ヴィッセル
神戸のアンドレス・イニエスタ
選手が1
日夜、
神戸市で
退団前、
最後の
試合に
今シーズン初の
先発出場で
臨みます。スタジアムには、イニエスタ
選手のプレーを
目に
焼き付けようと
多くのサポーターが
駆けつけています。
元スペイン代表のイニエスタ選手は、ヴィッセルでおよそ5年間プレーし、天皇杯で優勝して、クラブに初めてのタイトルをもたらすなど中心選手として活躍しました。
しかし、昨シーズンの後半からはチームの戦術の変更などで出番を減らし、出場機会を求めるため、1日夜、ホームのノエビアスタジアム神戸で行われる北海道コンサドーレ札幌とのリーグ戦を最後に退団することが決まっています。
クラブによりますと、チケットはほぼ完売し、今シーズン最多の来場が見込まれるということで、スタジアムにはイニエスタ選手のユニフォームを着たサポーターが多く駆けつけました。
イニエスタ選手は、今シーズン初めて先発出場することが発表され、午後6時すぎにイニエスタ選手が試合前の練習でピッチに姿を現すと大きな声援と拍手が送られていました。
地元兵庫の40代の男性は「イニエスタ選手のプレーが5年間も日本で見られたことが奇跡だと思っています。最後は笑顔で見送りたい」と話していました。
また、静岡県から訪れた30代の女性は「サッカー選手としてだけでなく人としても偉大だったので、日本を離れるのは寂しいです。イニエスタ選手らしく、楽しそうにプレーする姿が見たいです」と話していました。
試合は午後7時すぎに始まる予定で、試合後に行われるセレモニーでイニエスタ選手がサポーターにどんなことを伝えるかにも注目が集まります。
野々村チェアマン「大きな役割を果たしてくれた」
Jリーグの
野々村芳和チェアマンは、イニエスタ
選手のヴィッセル
神戸での
最後の
試合が
行われる
神戸市のスタジアムを
訪れ「イニエスタ
選手がJリーグに
来てくれたことで
一緒にやった
選手たちは
大きな
刺激を
受けたと
思うし、スペインの
人たちだけでなく、
多くの
国の
人たちが
彼の
存在を通じてJリーグの
情報を
得る機会を
作ってくれたりと
本当に大きな
役割を
果たしてくれたと
思う」と
感謝の
思いを
話しました。
その上で「イニエスタ選手と日本のつながりは、たぶんこれで終わりではないと思うし、これからJリーグと彼との間でどんな関係を持っていけるか、互いにいろんなチャレンジをしていければいいと思う」と話しました。