東京23区など関東南部の平地でも雪が積もるおそれがあるとして、気象庁は交通への影響にも十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、伊豆諸島付近にある低気圧が発達しながら東寄りに進んでいる影響で、北日本から西日本にかけての広い範囲で風が強まっていて、午前6時すぎには伊豆諸島の八丈島で24.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。
また、上空に寒気が流れ込んでいるため関東甲信や中国地方の山沿いを中心に雪が強まっています。
午前8時までの6時間に降った雪の量は
▽群馬県草津町で26センチ
▽長野県軽井沢町で18センチ
▽山梨県富士河口湖町で12センチ
▽長野市と栃木県那須高原で10センチなどとなっています。
予想よりも気温が下がり東京23区でも雪が降っています。
今後の見通しです。
低気圧はさらに発達しながら日本の東へ進む見込みで、19日は西日本から北日本にかけて雨や雪を伴って非常に強い風が吹き大荒れの天気となるところもある見込みです。
19日の最大風速は中国地方と関東、それに東北で23メートルと予想され最大瞬間風速は35メートルに達する見込みです。
20日朝までの24時間に降る雪の量はいずれも山沿いの多いところで
▽東北と東海で30センチ
▽関東甲信と北陸で25センチ
▽近畿と中国地方、九州北部で15センチ
▽関東南部の平地で3センチ
▽東京23区で1センチの雪が降ると予想されています。
気象庁は、暴風や暴風雪に警戒し、大雪による交通への影響に十分注意するよう呼びかけています。
西日本や東日本では大気の状態が非常に不安定になる見込みで、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨、ひょうに注意し、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は頑丈な建物の中に移動するなど、安全確保に努めてください。