需要が高まるAIやデータセンター向けの半導体などの開発力を高め、事業の強化を図るねらいがあります。
発表によりますと、ソフトバンクグループは、アメリカの半導体設計会社「アンペア・コンピューティング」のすべての株式を、子会社を通じてアメリカの投資ファンドなどから取得することを決めました。
買収額は65億ドル、日本円にしておよそ9700億円で、ことし後半に取り引きを完了する予定です。
この会社はAI分野の半導体の設計に強みがあるとされ、需要が高まるAIやデータセンター向けの半導体などの開発力を高め、事業の強化を図るねらいがあります。
ソフトバンクグループはことしに入って、アメリカのオープンAIと連携し、1月にアメリカでAI関連のインフラ整備を進める投資計画を明らかにしたほか、先月には国内で企業向けの生成AIの開発や販売を手がける合弁会社の設立を発表するなど、AIに関連した事業を強化しようとしています。