死亡が確認されたのは、京都市に住む飲食業の20代の男性です。
京都市によりますと、男性は先月29日に発熱やせきなどの症状が現れ、今月2日に新型コロナの感染が確認されたということです。
当初の聞き取りでは軽症とされたものの、発熱が続き、本人が入院を希望したことから、保健所が京都府のコントロールセンターに入院調整を依頼していました。
ただすぐに入院先が見つからず、男性は自宅で療養を続けていたということです。
その後、男性は「症状は続いているものの全身のだるさは改善しつつある」と話していたということですが、保健所が5日に改めて連絡を取ろうとしたところ電話がつながらず、6日の未明に自宅で亡くなっているのが見つかったということです。
男性に基礎疾患はなく、死因は新型コロナによる肺炎とみられるということです。
京都府内で20代が新型コロナで亡くなったのは初めてだということです。
京都府内では病床はひっ迫した状態が続いていて、11日の時点では使用率は66.7%でした。
京都市は「変異ウイルスが拡大するなか、高齢者だけでなく若い世代の人たちにも一層感染に注意してもらいたい」と呼びかけています。