一方、72歳の女性は「事前に町民に説明があればよかったと思う」としながらも「ワクチンをむだにするわけにはいかないし、時間もなかったのではないか」と話していました。
医療従事者向けのワクチンの接種を受けたのは、茨城県城里町の上遠野修町長(42)と副町長や教育長、それに集団接種会場で対応にあたる事務職員など合わせて12人です。
町では4月下旬、医療従事者162人にワクチンの接種を行う予定でしたが、体調不良などを理由に12人分のキャンセルが出て、町長らが接種を受けたということです。
これについて、上遠野町長は13日午前、会見を開き経緯を説明しました。
この中で上遠野町長は、キャンセル分の廃棄を避けるためだったとし「自分は集団接種事業の責任者であり、国の通知に従うと医療従事者に準ずるものだと考えていた」と釈明しました。
そのうえで「接種を受けたことは住民にも理解されるものだと考えているが、不快な思いをされた方には、しっかりと説明していきたい」と話しました。
町民は
城里町の60歳の男性は「町長には説明責任がある。あとからの説明では町民は納得できないので、まずは謝罪してほしい」と話していました。
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