日本新闻: 新型コロナ 30代感染者が語る感染力の強さと症状悪化の不安

新型しんがたコロナ 30代だい感染かんせん者しゃが語かたる感染かんせん力りょくの強つよさと症状しょうじょう悪化あっかの不安ふあん

May 13, 2021 19:05 2

Furigana

新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんし、自宅じたくで療養りょうようしている30代だいの男性だんせいが取材しゅざいに応おうじ、同僚どうりょうから自分じぶんの両親りょうしんにまで広ひろがった感染かんせん力りょくの強つよさや、症状しょうじょうが悪化あっかしたときの不安ふあんを語かたりました。

NHKのインタビューに匿名とくめいで応おうじたのは京都きょうと市しの30代だいの男性だんせいです。

男性だんせいは今月こんげつ上旬じょうじゅん、感染かんせんが確認かくにんされた職場しょくばの同僚どうりょうの接触せっしょく者しゃとしてPCR検査けんさを受うけ、陽性ようせいが判明はんめいしました。

同僚どうりょうとは屋内おくないの喫煙きつえん室しつで1度ど、5分ふんほど会話かいわをしただけで、窓まども開ひらいていて、換気かんきもされていたということで、男性だんせいは「仕事しごとと家いえの往復おうふくだけで、消毒しょうどくを徹底てっていし、不要ふよう不ふ急きゅうな外出がいしゅつをしていなくても感染かんせんしてしまい、驚おどろきとともに恐怖きょうふを感かんじました」と、感染かんせんが分わかったときの心境しんきょうを振り返ふりかえりました。

1週間しゅうかん余あまりたった今たったいまは、症状しょうじょうは改善かいぜんしているものの、鼻はなづまりと筋肉きんにく痛つうの症状しょうじょうが残のこっているということです。

当初とうしょは37度どくらいの微熱びねつがあり、目めの奥おくに痛いたみを感かんじたということで「視覚しかくに影響えいきょうはないものの、目めの奥おくを押おされているような、ズキズキするというか、今いままで味あじわったことがないような感覚かんかくがありました」と説明せつめいしました。

宿泊しゅくはく施設しせつ利用りようできず自宅じたく療養りょうように

男性だんせいは感染かんせんが判明はんめいしたあと、宿泊しゅくはく施設しせつでの療養りょうようを希望きぼうしましたが、満室まんしつのため利用りようできませんでした。

4日にち後ごに空あきが出でたという連絡れんらくを受うけたものの、すでに生活せいかつ用品ようひんを整ととのえていたため、自宅じたく療養りょうようを続つづけることを決きめたということです。

男性だんせいは両親りょうしんと同居どうきょしているため、部屋へやを極力きょくりょく出でないようにし、トイレや風呂ふろなどを使つかったときにはアルコール消毒しょうどくを徹底てっていしているといいます。

両親りょうしんも感染かんせん「入院にゅういんして治療ちりょう受うけられるのか」

京都きょうと市しでは12日にち、新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんして自宅じたくで療養りょうようしていた、基礎きそ疾患しっかんのない20代だいの男性だんせいが自宅じたくで亡なくなっていたことが分わかりました。

療養りょうようを続つづけている30代だいの男性だんせいに13日にち、改あらためて話はなしを聞きいたところ、男性だんせいは「死亡しぼうした男性だんせいは若わかく、基礎きそ疾患しっかんがないと聞きき、自分じぶんも悪化あっかするのかと恐怖きょうふを感かんじています」と話はなしました。

また12日にちになって、両親りょうしんがともに感染かんせんしていることが確認かくにんされたということで、男性だんせいは「両親りょうしんは若わかくはないので、いつ容体ようだいが変化へんかするかが不安ふあんです。昨夜さくやはせきが聞きこえてきてつらそうでした。せきが聞きこえなくなると心配しんぱいになって、部屋へや越ごしに何なん度どか、大丈夫だいじょうぶか声こえかけして過すごしました」と話はなしました。

そして「入院にゅういんして治療ちりょうを受うけられるスペースがあるのか、ほかの患者かんじゃもいらっしゃる中なか、不安ふあんです」と話はなし、両親りょうしんや自分じぶんの症状しょうじょうが悪化あっかしたときの保健所ほけんじょや病院びょういんの対応たいおうに不安ふあんを抱かかえていると話はなしていました。