亡くなったウィシュマ
さんは「スリランカで
語学学校を
開きたい」という
夢を
抱いて4
年前に
来日しました。
しかし、その後、ウィシュマさんは日本語学校を欠席がちになり除籍処分になったということです。
そして在留資格を失ったウィシュマさんは交際していたスリランカ人の男性の暴力から逃れるため警察に駆け込み、去年8月から名古屋出入国在留管理局に収容されていました。
ウィシュマさんは収容されていた日々の生活を日記に書き留めていました。
日記には、ことし1月中旬ごろからは食べたものをもどしてしまうことや頭痛があることなど、悪化する体調について記されていました。
また「お母さんに会いたい」などともつづられていました。
さらに、面会に訪れていた支援者に宛てた手紙には「助けてほしい」など、収容生活から抜け出したいという痛切な思いもつづられていました。
ウィシュマさんの死因は
ウィシュマさんの
死因について、
衆議院法務委員会の
議員に
示された
司法解剖結果では「
甲状腺炎による
甲状腺機能障害により
全身状態が
悪化し、
既存の
病変を
有する腎などの
臓器不全が
加わり
死亡したとするのが
考えやすい」とされています。
これについて甲状腺疾患などが専門で名古屋市内の「糖尿病・内分泌内科クリニックTOSAKI」の戸崎貴博医師は「甲状腺の病気がもとで、他の疾患を起こして死亡に至ることはあり得る」と話しました。
また「甲状腺炎をきたしていると全身状態が衰弱しやすく、なんらかの感染症が一緒に起こった場合は非常に急速に悪化するおそれは十分にある」と話しました。
診療記録と食い違う調査の中間報告
出入国在留管理庁は4
月9
日、ウィシュマ
さんが
亡くなった
経緯に関する調査の
中間報告を
公表しましたが、
支援する
弁護士などは
その内容がことし2
月に
診察した
医師の
診療記録と
食い違っていると
指摘しています。
ウィシュマさんはことし1月中旬以降体調不良を訴え、庁内診療室の医師から薬の処方をうけていたほか、2月5日には外部の医療機関の消化器内科で診療を受けていました。
関係者から入手した2月5日のカルテには「内服できないのであれば点滴、入院。(入院は状況的に無理でしょう)」と書かれていました。
一方、中間報告では2月5日の診察の際「医師から点滴や入院の指示がなされたこともなかった」となっていて、弁護士などは「意図的に隠しているとしか思えない」などと指摘しています。
ただ、カルテにはその後の内視鏡検査で「ほぼ異常なし」とされたことが書かれていて、胃潰瘍などを治療し逆流性食道炎に伴う痛みなどを和らげる薬の「継続でいいかと」とも記されていました。
収容当時の医療体制は
出入国在留管理庁によりますと、
亡くなったウィシュマ
さんが
収容されていた
当時、
名古屋出入国在留管理局では
平日は
非常勤の
医師2
人で
週2
日から3
日、
収容されている
人たちの
診察やカウンセリング
などにあたっていたということです。
また看護師と准看護師、合わせて3人が平日は施設に常駐していたということです。
ただ、休日や夜間などは非常勤の医師も看護師らも不在で、名古屋出入国在留管理局では外部の医療機関を受診させるなどの対応をとっていたということです。
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