
研究グループは「従来株については感染から1年たっても中和抗体を持つ人の割合があまり減らず、感染リスクは低いままだが、変異株については特に軽症や無症状だった人で割合が低下し注意が必要だ。抗体の持続性はワクチン接種のタイミングにも関わるので、さらに分析を進めていきたい」と話しています。
「抗体」はウイルスに感染した人の体内にできるたんぱく質で、このうち「中和抗体」はウイルスの働きを抑え、感染を防ぐ力があるとされています。
横浜市立大学などの研究グループは、去年2月から5月までに新型コロナウイルスに感染し、その後回復した20代から70代の合わせて250人を対象に「中和抗体」が体内にどこまで残っているのか調査しました。
研究グループは「従来株については感染から1年たっても中和抗体を持つ人の割合があまり減らず、感染リスクは低いままだが、変異株については特に軽症や無症状だった人で割合が低下し注意が必要だ。抗体の持続性はワクチン接種のタイミングにも関わるので、さらに分析を進めていきたい」と話しています。