JR
東海によりますと、5
月16
日の
午前8
時過ぎ、
静岡県の
熱海駅と
三島駅の
間を
走行していた
東海道新幹線の
下り、「ひかり633
号」で36
歳の
運転士が
運転室から
一時、
離れたということです。
運転士は腹痛を感じたため車掌を運転室に呼び、前方の安全確認をさせたうえで客室にあるトイレに行くためにおよそ3分間、離れたということです。
車掌は運転士の免許を持っていなかったということです。
新幹線は当時、時速およそ150キロで走行していておよそ160人の乗客が乗っていたということで、JR東海は運転士の処分を検討しています。
JR東海の社内規定では新幹線の運転士が走行中に体調が悪くなった時は輸送司令に連絡し、車掌が運転士の免許を持っていれば運転を交代するか、もしくは一度、停車してから運転室を離れることになっています。
また東海道新幹線は駅に近づくなどすると自動的にブレーキをかけるATC=自動列車制御装置と呼ばれる保安装置があるということです。
記者会見したJR
東海新幹線鉄道事業本部の
近藤雅文運輸営業部長は、「
東海道新幹線の
乗務員としてあってはならない
行為で
極めて不適切な
行為で、
お詫び申し上げます」と
話していました。
JR東海は再発防止を徹底するとしています。