新潟県内でクマによるけが人が出たのは今年度初めてで、警察はパトロールを強化し、現場付近の山に立ち入らないよう呼びかけています。
24日朝、妙高市関山で1人で山菜採りをしていた70代の男性がクマに襲われたと男性の妻から消防に通報がありました。
男性は両足をかまれてけがをし、病院で手当てを受けています。
警察によりますと、クマは体長1.3メートルほどで、男性を襲ったあと山の中へ逃げたということです。
現場は、上信越自動車道 妙高サービスエリアの近くにある関山神社から西側に600メートルほどの山中で、警察はパトロールを強化するとともに、現場付近の山に立ち入らないよう呼びかけています。
県によりますと、今月21日までにクマの目撃情報などが91件寄せられていますが、クマによるけが人が出たのは今年度初めてだということです。
県は、冬眠を終えたクマの活動が活発化しているものとみられることから、山菜採りなどで山に入る場合は単独行動を避け、鈴やラジオなど音の鳴るものを持ち歩くよう呼びかけています。