密集を避けるなど感染対策を講じたうえで、仲買人およそ30人が集まり、競りが始まると、威勢のよい競り人の声が飛び交いました。
競りの結果、最も高いものは札幌市のベビーフードを手がける会社が、2玉270万円で競り落としました。
卸売り会社によりますと、これまでに最も高い値がついたのは、おととしの2玉500万円ですが、去年は新型コロナの影響で高額品の消費が低迷したことなどから一転し、最も高いものでも2玉12万円にとどまっていたということです。
卸売り会社は、ことしは感染拡大が続く中でも、明るい話題を求める買い手が多く、値段の上昇につながったのではないかとしています。
最も高い値で競り落とした「Hokkaido Products」の鹿毛伊織社長は「競り落とすことができてほっとしています。メロンは、抽せんで子どものいる家庭に配り、おいしく食べてもらうことにします」と話していました。