日本新聞: 自民野田幹事長代行「種の保存に反する」発言に不快感

自民じみん野田のだ幹事かんじ長ちょう代行だいこう「種たねの保存ほぞんに反はんする」発言はつげんに不快ふかい感かん

May 24, 2021 16:05

Furigana

自民党じみんとうの簗やな和生かずお衆議院しゅうぎいん議員ぎいんが、LGBTと呼よばれる性的せいてきマイノリティーの人ひとたちをめぐり「種たねの保存ほぞんに反はんする」という趣旨しゅしの発言はつげんをしたことについて、野田のだ聖子せいこ幹事かんじ長ちょう代行だいこうは「そういうことを言いわれた人ひとたちがどういう思おもいになるか考かんがえないといけない」と述のべ、不快ふかい感かんを示しめしました。

自民党じみんとうの簗やな和生かずお衆議院しゅうぎいん議員ぎいんは先週せんしゅう開ひらかれた党とうの会議かいぎで、党とうが国会こっかいに提出ていしゅつを検討けんとうしているLGBTの人ひとたちへの理解りかいを促進そくしんするための法案ほうあんを議題ぎだいに意見いけんが交かわされた際さい、LGBTの人ひとたちをめぐり「生物せいぶつ学がく上じょうの種たねの保存ほぞんに反はんする」という趣旨しゅしの発言はつげんをしました。

これについて野田のだ聖子せいこ幹事かんじ長ちょう代行だいこうは、24日にちの記者きしゃ会見かいけんで「どういう趣旨しゅしで言いったのかわからないが『種たねの保存ほぞん』とだけ言いわれると、多おおくの人ひとたちがクエスチョンマークだ」と指摘してきしました。

そのうえで「私わたし自身じしんも卵子らんし提供ていきょうで子こどもが生うまれているので、種たねの保存ほぞんはできてない。政治せいじ家かはことばがいちばん大事だいじなので、そういうことを言いわれた人ひとたちが、どういう思おもいになるか考かんがえないといけない」と述のべ、不快ふかい感かんを示しめしました。

立たつ民みん安住あんじゅう国対こくたい委員いいん長ちょう「自民党じみんとうは病やんでいるのでは」

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの安住あんじゅう国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは、記者きしゃ団だんに対にたいし「戦前せんぜんに教育きょういくを受うけた人ひとでも、そうした感覚かんかくの人ひとはいないと思おもうし、自民党じみんとうは病やんでいるのではないか。本当ほんとうに恥はずかしく、グローバルな基準きじゅんに立たてない政党せいとうだ。自民党じみんとう内ないがこうした意見いけんを堂々どうどうと言いえる状況じょうきょうにあるということが信しんじられない」と述のべました。