Japanese News: 大阪府吉村知事緊急事態宣言再延長あす対策本部会議開き判断

大阪おおさか府ふ吉村よしむら知事ちじ緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげん再さい延長えんちょうあす対策たいさく本部ほんぶ会議かいぎ開びらき判断はんだん

May 24, 2021 18:05

Furigana

大阪おおさか府ふの吉村よしむら知事ちじは来週らいしゅうの31日にちが期限きげんの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんについて、25日にちに対策たいさく本部ほんぶ会議かいぎを開ひらいて政府せいふに再さい延長えんちょうを要請ようせいするかどうか判断はんだんする考かんがえを示しめしました。

吉村よしむら知事ちじは24日にち、記者きしゃ団だんに対にたいし新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん状況じょうきょうについて「感染かんせん者しゃが減少げんしょう傾向けいこうになっているのは確たしかで、府民ふみんや事業じぎょう者しゃの協力きょうりょくの結果けっかであり感謝かんしゃしたい。ただ感染かんせん力りょくが強つよいので再さい拡大かくだいに警戒けいかいしている」と述のべました。

そのうえで吉村よしむら知事ちじは31日にちが期限きげんの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんについて「あす対策たいさく本部ほんぶ会議かいぎを開ひらいて再さい延長えんちょうを求もとめるべきか大阪おおさか府ふの方針ほうしんを決きめたい。重症じゅうしょう者しゃは300人にんを超こえ重症じゅうしょう病床びょうしょうの使用しよう率りつは90％という状況じょうきょうであり、感染かんせん者しゃ数すうだけでなく医療いりょうの提供ていきょう体制たいせいを踏ふまえて判断はんだんしたい」と述のべ、25日にちに対策たいさく本部ほんぶ会議かいぎを開ひらいて政府せいふに宣言せんげんの再さい延長えんちょうを要請ようせいするかどうか判断はんだんする考かんがえを示しめしました。

専門せんもん家か「解除かいじょについて議論ぎろんする土俵どひょうにすら上あがっていない」

大阪おおさか泉佐野いずみさの市しにあるりんくう総合医療センターそうごういりょうせんた-の医師いしで、大阪おおさか府ふの専門せんもん家か会議かいぎのメンバーでもある倭やまと正也まさや感染かんせん症しょうセンター長ちょうは、NHKの取材しゅざいに対にたいし「私わたしのいる病院びょういんでは常つねにコロナの患者かんじゃで満まん床ゆかという状態じょうたいは脱だっし、府内ふない全体ぜんたいで見みてもやっと重症じゅうしょう病床びょうしょうの運用うんよう率りつは100％を切きり、以前いぜんの、本当ほんとうにとんでもない状況じょうきょうと比くらべると少すこし下さがったように見みえる。しかし、現状げんじょうでは、ほかの救急きゅうきゅうや一般いっぱんの患者かんじゃの入院にゅういんがかなり難むずかしい状況じょうきょうが続つづき、医療いりょう体制たいせいのひっ迫ひっぱくはまだまだ続つづいている。運はこばれてくる患者かんじゃを見みると、高齢こうれい者しゃ施設しせつでのクラスターが増ふえ、自宅じたく療養りょうようをしている人ひともまだ多おおく、予断よだんを許ゆるさない状況じょうきょうだ」と説明せつめいしました。

そのうえで、大阪おおさかなどで今月こんげつ31日にちが期限きげんの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんの期限きげんについて「感染かんせん者しゃ数すうは確たしかに減へってきているが、医療いりょう現場げんばのひっ迫ひっぱくを考かんがえるとまだ解除かいじょについて議論ぎろんする、土俵どひょうにすら上あがっていないほど厳きびしい状況じょうきょうだ」と述のべ、厳きびしい認識にんしきを示しめしました。