Actualités japonaises: コロナワクチン接種証明書の国内導入に慎重姿勢田村厚労相

コロナワクチン接種せっしゅ証明しょうめい書しょの国内こくない導入どうにゅうに慎重しんちょう姿勢しせい田村たむら厚あつし労相ろうしょう

Mar 9, 2021 11:03 0

Furigana

新型しんがたコロナウイルスのワクチンをめぐり、田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、決きめられた回数かいすうの接種せっしゅを終おえたことを示しめす証明しょうめい書しょについて、国内こくないでの導入どうにゅうに慎重しんちょうな姿勢しせいを示しめす一方いっぽう、海外かいがいで日本人にっぽんじんが不ふ利益りえきを被こうむることがないよう対応たいおうを検討けんとうしていく考かんがえを示しめしました。新型しんがたコロナウイルスのワクチンをめぐり、接種せっしゅが進すすんでいる欧米おうべいを中心ちゅうしんに、国くにをまたぐ移動いどうに役立やくだてるため、決きめられた回数かいすうの接種せっしゅを終おえたことを示しめす証明しょうめい書しょを発行はっこうする動うごきが出で始はじめています。

これについて、田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「『接種せっしゅ済すみ証しょう』を使つかうことを前提ぜんていには考かんがえていない。接種せっしゅを受うける受うけないは本人ほんにんの判断はんだんであり、それによる不ふ利益りえきが起おこらないよう政府せいふとして対応たいおうしないといけない」と述のべ、国内こくないでの導入どうにゅうには慎重しんちょうな姿勢しせいを示しめしました。

一方いっぽう、日本人にっぽんじんが海外かいがいで証明しょうめい書しょの提示ていじを求もとめられた場合ばあいの対応たいおうについては「世界せかいの状況じょうきょうを踏ふまえたうえで国民こくみんに不便ふべんが起おこるということであればどう対応たいおうするか考かんがえていかなければならない」と述のべました。

一方いっぽう、田村たむら大臣だいじんは、各地かくちの病床びょうしょう不足ふそくへの対応たいおうをめぐり「急激きゅうげきな感染かんせん拡大かくだいで入院にゅういん調整ちょうせい中ちゅうの人ひとが非常ひじょうに多おおくなったことは反省はんせいしており、そうならない仕組しくみをどう作つくるかが大事だいじだ」と述のべ、都道とどう府県ふけんなどと連携れんけいし、体制たいせい作づくりを支援しえんしていく考かんがえを示しめしました。