アメリカのブリンケン
国務長官とオースティン
国防長官は、
日本への
訪問を
前にアメリカの
有力紙に
寄稿し、
中国を
名指しで
批判したうえで「
力を
結集することで
強くなれる」として、
中国に
対抗するために
アジア歴訪を通じて同盟国との
連携の
強化を
目指す方針を
強調しました。
アメリカのブリンケン
国務長官とオースティン
国防長官は、バイデン
政権発足後、
初めての
外国訪問として15
日から
日本や
韓国などを
訪れるのを
前に、14
日、
有力紙ワシントン・
ポストに
連名で
寄稿しました。
このなかで両長官は「一部の国は国際秩序を脅かそうとしており、特に中国は力を行使して思いどおりにすることをいとわない」と中国を名指しで批判しました。
そのうえで「中国の攻撃や脅威に対抗しなければならないとき、われわれは力を結集することで強くなれる」として、今回の歴訪を通じて同盟国との連携の強化を目指す方針を強調しました。
また、新疆ウイグル自治区やチベット、それに香港での人権問題のほか、台湾や南シナ海の問題について「中国に責任をとらせる」と訴えました。
一方、両長官は「同盟国どうしの関係活性化にも力を入れている」として、歴史問題などをめぐって冷え込んでいる日韓関係の改善を促す考えも示唆しました。
今月18日には、米中の外交当局トップによる会談がアラスカ州で予定されていて、アメリカとしては同盟国との足並みをそろえたうえで中国との会談に臨む方針です。