ミャンマーでは、
軍による
市民への
弾圧が、
国際社会から
激しく
非難されている
中でも軍は
弾圧を
一段と強め、
市民に
加勢する
少数民族の
武装勢力に対して、3
日連続で
空爆を
行いました。ミャンマーでは29
日も、
最大都市ヤンゴンや
第2の
都市マンダレー
などで
軍に
抗議する
デモが
行われています。
これに対して、治安部隊はデモ隊だけでなく周辺の住宅に向けても無差別に発砲を繰り返し、各地で死傷者が出ていると伝えられています。
現地の人権団体は27日の弾圧で、1日の犠牲者としては最も多い114人が亡くなり、クーデター以降の犠牲者は459人に上ると明らかにしました。
一方、27日から28日にかけて南東部カレン州と北部カチン州では、それぞれの地域で活動する少数民族の武装勢力が、軍の拠点を攻撃したと現地のメディアが伝えていて、武装した少数民族が市民に加勢する動きが相次いでいます。
このうち、カレン州の武装勢力は28日声明を出し「これ以上デモ隊が殺害されるのを見過ごすことはできない。われわれはデモ隊とともに軍の独裁と戦う」と宣言しました。
これに対してミャンマー軍は29日、カレン州で3日連続となる報復の空爆を行っていて、数千人規模の避難民が隣国のタイに向けて移動しているとみられています。
タイのプラユット首相は29日の記者会見で、ミャンマーとの国境の警備を強化するとともに、避難してきた人たちを人道的観点から保護にあたるよう指示したことを明らかにしました。