5日は午後1時ごろに日本選手権が行われている東京アクアティクスセンターのプールに姿を見せ、リラックスした様子で、復帰後、一緒にトレーニングを積んできた山本茉由佳選手や、西崎勇コーチと笑顔で会話を交わしていました。
プールに入ると最初、体の状態を確認するようにゆったりとしたペースで泳いだあと、課題としてきたスタートやターンの動きを確認するなどして50分ほど軽めの調整を行いました。
池江選手は今大会、残り3種目に出場する予定で、次のレースは7日の女子100メートル自由形の予選となります。
「骨髄バンク」は白血病などの治療に有効な骨髄移植のため、骨髄を提供する意志のある人を登録するしくみです。 池江選手が東京オリンピックの代表に内定したことについて、日本骨髄バンクは5日昼すぎ公式ツイッターに「池江さん。感激しました」というコメントを投稿しました。 池江さんが白血病を公表したおととし2月から提供を希望する人の数が増えていて、ことし2月末で登録者は53万人に上っているということです。 日本骨髄バンクの小島勝 広報渉外部長は「患者や骨髄を提供する意思を示している人たちを勇気づける快挙だ。近年は提供を希望する人が高齢化していることや、家族や会社の理解を得られず提供をあきらめる人もいるので、池江選手の活躍をきっかけに病気や制度への理解が深まるきっかけになってほしい」と話しています。
日本骨髄バンク「病気や制度へ理解深まるきっかけに」