Báo tiếng Nhật: トヨタ佐藤社長 “脱炭素 EVだけでなくHVなど全方位戦略で”

トヨタ佐藤さとう社長しゃちょう “脱だつ炭素たんそ EVだけでなくHVなど全ぜん方位ほうい戦略せんりゃくで”

Apr 21, 2023 19:04

Furigana

世界せかい的てきなEV＝電気でんき自動車じどうしゃへのシフトが加速かそくするなか、トヨタ自動車とよたじどうしゃの佐藤さとう恒治つねじ社長しゃちょうはNHKのインタビューで、EVだけでなくハイブリッド車しゃなどを含ふくむ「全ぜん方位ほうい戦略せんりゃく」を進すすめることで地域ちいきごとに異ことなる事情じじょうに対応たいおうしていく考かんがえを強調きょうちょうしました。

この中なかで佐藤さとう社長しゃちょうは自動車じどうしゃの脱だつ炭素たんそ化かをめぐり「例たとえばアジアで急速きゅうそくな電動でんどう化かが難むずかしい地域ちいきもある。大事だいじなのは実現じつげんが可能かのうで、社会しゃかいインフラやエネルギー事情じじょうを考慮こうりょしながらカーボンニュートラルを実現じつげんしていくことだ」と述のべました。

そのうえで「地域ちいきごとに異ことなる事情じじょうに応おうじて規制きせいや要求ようきゅうがあるのでそれぞれの解決かいけつ策さくを持もっていることが大事だいじだ」と述のべ、EVだけでなくハイブリッド車しゃや水素すいそで走はしる燃料ねんりょう電池でんち車しゃなどさまざまなタイプの車くるまを投入とうにゅうする「全ぜん方位ほうい戦略せんりゃく」を推進すいしんする考かんがえを強調きょうちょうしました。

このうち、EV市場しじょうの動向どうこうについて佐藤さとう社長しゃちょうは「ニーズや進展しんてんが想定そうていより少すこし早はやい。それに対にたいしてさらなる努力どりょくが必要ひつようだというのが基本きほん的てきな理解りかいだ」と述のべ、2026年ねんまでに世界せかいで年間ねんかん150万まん台だいのEVを販売はんばいするとした目標もくひょうの達成たっせいに向むけ、電池でんちの調達ちょうたつや生産せいさん体制たいせいの整備せいびを加速かそくさせる考かんがえを示しめしました。

そのうえで、佐藤さとう社長しゃちょうは先日せんじつ、アメリカ政府せいふが発表はっぴょうしたEVの新あらたな税制ぜいせい優遇ゆうぐうで日本にっぽんメーカーなどのEVが対象たいしょう外がいとなったことに関連かんれんし「アメリカでEVに対にたいする期待きたいが高たかまっていることは受け止うけとめないといけない。われわれも北米ほくべい市場しじょうでしっかり適応てきおうできる構かまえをとる」と述のべました。

米べいのEV新しん税制ぜいせい優遇ゆうぐう日本にっぽんメーカーは現地げんち生産せいさん進すすめる方針ほうしん

アメリカ政府せいふによるEVの新あらたな税制ぜいせい優遇ゆうぐうについて、日本にっぽんの自動車じどうしゃメーカー各社かくしゃは、これまでの方針ほうしんどおりEVの現地げんち生産せいさんの強化きょうかを進すすめていくとしています。

アメリカ政府せいふは4月つき17日にち、税制ぜいせい優遇ゆうぐうの対象たいしょうとなるEVの車種しゃしゅを発表はっぴょうし、今いまの時点じてんでは日本にっぽんメーカーの車種しゃしゅは含ふくまれていません。

一方いっぽう、日にち米べい両りょう政府せいふは3月つき、重要じゅうよう鉱物こうぶつに関にかんする協定きょうていを締結ていけつし、バッテリーの材料ざいりょうとなる重要じゅうよう鉱物こうぶつの加工かこうなどを日本にっぽんで行おこなった場合ばあいでも、最終さいしゅう的てきに北米ほくべいでEVを組み立くみたてていれば新あらたに優遇ゆうぐう措置そちの対象たいしょうとなりました。

日本にっぽんメーカーなどの電池でんちを使用しようするアメリカのテスラの車種しゃしゅも今回こんかい、対象たいしょうとなりました。

日本にっぽんの自動車じどうしゃメーカー各社かくしゃは、今回こんかいの発表はっぴょうについてアメリカ側がわの従来じゅうらいからの方針ほうしんにのっとったもので、海外かいがいメーカーを締め出しめだすものではないと受け止うけとめています。

日産にっさん自動車じどうしゃは、現地げんちで生産せいさんするEVの「リーフ」が対象たいしょうから外はずれたことについて、蓄電池ちくでんちの部材ぶざいや重要じゅうよう鉱物こうぶつの条件じょうけんを満みたせていないとしたうえで「将来しょうらい的てきには少すくなくとも一部いちぶの税制ぜいせい優遇ゆうぐうの対象たいしょうとなることを期待きたいしている」としています。