去年4
月23
日に
知床半島の
沖合で
乗客乗員合わせて26
人を
乗せた
観光船「KAZU 1」が
沈没した
事故では、20
人が
死亡し、
今も
乗客6
人の
行方が
分かっていません。
事故をめぐっては、運航会社のずさんな安全管理の実態や、国の検査体制の不備が明らかになり、再発防止に向けた取り組みが進められています。
また、沈没の原因については、去年12月、国の運輸安全委員会が留め具に不具合があったハッチから海水が流入したなどとする経過報告書を公表したほか、第1管区海上保安本部も運航会社の桂田精一社長から任意で事情を聴くなどして業務上過失致死の疑いで捜査を続けています。
事故から1年となる23日、地元の斜里町ウトロでは追悼式が予定されていて、70人を超える乗客の家族が参列する見込みだということです。
式では犠牲者を悼むとともに、まだ見つかっていない6人の発見を願って祈りをささげるほか、観光事業者が安全への誓いを新たにすることにしています。