Actualités japonaises: 福島第一原発処理水発生量減も放出の開始時期に変更なし

福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ処理しょり水すい発生はっせい量りょう減げんも放出ほうしゅつの開始かいし時期じきに変更へんこうなし

Apr 27, 2023 19:04

Furigana

東京とうきょう電力でんりょくは、福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょの処理しょり水すいについて、発生はっせい量りょうが減へっているとして、ことし夏なつから秋あきごろと見込みこんでいた保管ほかん用ようタンクが満杯まんぱいになる時期じきを、来年らいねん2月つき以降いこうに見直みなおしました。一方いっぽうで、薄うすめて海うみへの放出ほうしゅつを始はじめる時期じきは、ことし夏なつごろまでとする計画けいかくに変更へんこうはないとしています。

福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつでは、溶とけ落おちた核かく燃料ねんりょうデブリを冷却れいきゃくするための注水ちゅうすいや、原子げんし炉ろ建屋たきのやなどへの雨水あまみずや地下ちか水すいの流入りゅうにゅうによって汚染おせん水すいが発生はっせいし、ここから放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの大半たいはんを取り除とりのぞいたあとに残のこるトリチウムなどを含ふくむ処理しょり水すいが増ふえ続つづけています。

敷地しきち内ないの1000基き余あまりのタンクで保管ほかんしていますが、その量りょうは、今月こんげつ20日にち時点じてんで容量ようりょうの97％にあたるおよそ133万まんトンに達たっしています。

東京とうきょう電力でんりょくは、タンクが満杯まんぱいになる時期じきをことし夏なつから秋あきごろと見込みこんでいましたが、27日にち開ひらいた会見かいけんで、来年らいねん2月つきから6月つきごろに見直みなおしたと明あきらかにしました。

これまで、汚染おせん水すいが1日にち140トン前後ぜんご発生はっせいすると計算けいさんしていましたが、昨年度さくねんどは降水こうすい量りょうが少すくなかったほか、敷地しきち内ないの地面じめんをアスファルトで舗装ほそうするなどの対策たいさくを進すすめた結果けっか、一いち日にち当あたりおよそ90トンと、初はじめて100トンを下回したまわり、タンクの容量ようりょうに余裕よゆうができたとしています。