12
月、
京都市の
マンションで82
歳の
男性が
殺害された
事件で、
警察は、
逮捕された
自衛官が
勤務する
京都府内の
自衛隊の
分屯地に
捜索に
入りました。
捜査関係者によりますと、
事件に
使われた
包丁は
分屯地から
持ち出したとみられ、
警察が
事件に
至るいきさつを
詳しく
調べています。
12月3日、京都市東山区のマンションで、住人の岡田好次郎さん(82)が刃物のようなもので刺されて殺害され、警察は京都府精華町にある陸上自衛隊の分屯地に勤務する自衛官の水島千翔容疑者(21)を殺人の疑いで逮捕しました。
警察は15日午前10時前、水島容疑者の勤務先で、居住していた祝園分屯地の捜索に入りました。
容疑者は事件の前日から当日にかけての外出届を出していて、警察によりますと、分屯地では当日の午前9時半ごろに姿が確認されたのが最後だったということです。
事件から1週間後の12月10日に容疑者が東京で確保された際には、リュックサックから事件に使ったとみられる刃渡り十数センチの包丁1本が見つかっていて、捜査関係者によりますと、分屯地から持ち出したとみられるということです。
また、捜査関係者によりますと、水島容疑者は「分屯地の近くの京都府南部で襲う相手を探したが見つからず京都市の中心部に出てきた」、「反撃されないよう大柄な男性以外を狙った」という趣旨の供述をしているということで、警察は事件に至るいきさつを詳しく調べています。