Actualités japonaises: イスラエル首相人質誤射で反発強まるも戦闘継続の姿勢強調

イスラエル首相しゅしょう人質ひとじち誤あやま射いで反発はんぱつ強つよまるも戦闘せんとう継続けいぞくの姿勢しせい強調きょうちょう

Dec 17, 2023 11:12

Furigana

ガザ地区ちくでイスラエル人じんの人質ひとじち3人にんが誤あやまって射殺しゃさつされた問題もんだいを受うけて、イスラエルでは即時そくじ停戦ていせんを求もとめるデモが行おこなわれるなど、軍事ぐんじ作戦さくせんを続つづける政府せいふへの反発はんぱつが強つよまっています。こうした中なか、ネタニヤフ首相しゅしょうは会見かいけんで3人にんの死亡しぼうは悲劇ひげきだとしながらも、人質ひとじち解放かいほうのためには軍事ぐんじ的てき圧力あつりょくが必要ひつようだとする従来じゅうらいの立場たちばを繰り返くりかえしました。

イスラエル軍ぐんトップのハレビ参謀さんぼう総長そうちょうは16日にち、ガザ地区ちくで人質ひとじち3人にんが誤あやまって射殺しゃさつされた問題もんだいについて、3人にんが「白旗はっき」を掲かかげていたことなどを明あきらかにし、発砲はっぽうした軍ぐんの責任せきにんを全面ぜんめん的てきに認みとめました。

ガザ地区ちくには、いまもおよそ130人にんの人質ひとじちが拘束こうそくされていて、家族かぞくなどからは軍事ぐんじ作戦さくせんを続つづける政府せいふに反発はんぱつするとともに、人質ひとじち解放かいほうに向むけた交渉こうしょうの再開さいかいを求もとめる声こえが強つよまっています。

こうした中なか、テルアビブでは16日にち夜よる、数すう百ひゃく人にんの市民しみんが参加さんかして即時そくじ停戦ていせんを訴うったえるデモが行おこなわれ、参加さんか者しゃは「いつまで死者ししゃが増ふえ続つづけるのか。交渉こうしょうが唯一ゆいいつの解決かいけつ策さくだ」などと声こえをあげていました。

ただ、参加さんか者しゃの中なかには、「これ以上いじょう、双方そうほうの死者ししゃが増ふえるべきではない」と訴うったえながらも、「ハマスも壊滅かいめつさせなければならないので答こたえが見みつからない」と迷まよいを見みせる人ひともいました。

停戦ていせんと交渉こうしょうを求もとめる声こえが強つよまる中なか、イスラエルのネタニヤフ首相しゅしょうは16日にちに会見かいけんし、3人にんが亡なくなったことは悲劇ひげきだとしながらも、「軍事ぐんじ的てきな圧力あつりょくは人質ひとじち解放かいほうのためにも勝利しょうりのためにも必要ひつようだ」と述のべ、戦闘せんとうを継続けいぞくする姿勢しせいを改あらためて強調きょうちょうしました。

そのうえで、「ハマスを排除はいじょしたあとのガザ地区ちくの治安ちあんは、イスラエルが管理かんりすることになるだろう」と述のべ、アメリカのバイデン政権せいけんが求もとめるパレスチナとの「2国家こっか共存きょうぞん」による和平わへいに否定ひてい的てきな考かんがえを改あらためて示しめしました。

一方いっぽう、ハマスは16日にち、「侵略しんりゃくが完全かんぜんにとまらないかぎり、人質ひとじちと囚人しゅうじんの交換こうかん交渉こうしょうは開ひらかれない」とする声明せいめいを発表はっぴょうしたほか、イスラエルの攻撃こうげきにより、人質ひとじちが相次あいついで死亡しぼうしたと主張しゅちょうする動画どうがをSNSに投稿とうこうし、イスラエル側がわに交渉こうしょうに応おうじるよう圧力あつりょくをかけるねらいがあるとみられます。