北朝鮮のキム・ジョンウン(
金正恩)
総書記は、
父、キム・ジョンイル(
金正日)
氏の
命日にあわせて、
遺体が
安置されている
宮殿を
訪れました。
北朝鮮の
メディアは
権力を
世襲したキム
総書記について「
世界最強の
軍隊を
育てた」として、
忠誠を
呼びかけています。
北朝鮮では、キム・ジョンウン総書記の父、キム・ジョンイル氏の死去から17日で12年となります。
17日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」はキム・ジョンウン総書記が16日、ジョンイル氏の遺体が安置されている宮殿を訪れたと伝えました。
紙面には、キム総書記が、指導部や軍の幹部など数百人とともに追悼する写真が掲載され、体制の結束を誇示しました。
また、先月初めて成功したと発表した、軍事偵察衛星の打ち上げに関する写真も掲載されました。
社説では「父のジョンイル氏が核保有を実現させた」とたたえ、権力を世襲したキム総書記について「世界最強の軍隊を育て、宇宙強国の新時代が到来した」と強調し、忠誠を呼びかけています。
北朝鮮は複数の偵察衛星を追加で打ち上げる、来年の計画を今月下旬に開く党中央委員会総会で決定するとしているほか、韓国政府の高官は、今月中にも、北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイルを発射する可能性があるとの見方を示し、警戒が続いています。