東京 江東区の有明コロシアムで行われたスケートボード、ストリートの世界選手権は、パリオリンピック代表が決まる世界ランキングのポイントが得られる国際大会の1つです。
ストリートは、階段やレールなどが設置されたコースで、
▽45秒間滑って技を何度も繰り出す「ラン」を2回、
▽1回の技で勝負する「ベストトリック」を5回行い、
それぞれの得点の高い3回の合計で競われます。
大会最終日の17日は男女それぞれ8人で争われる決勝が行われ、このうち日本選手5人が進出した女子の決勝は、織田選手が苦手とする前半のランでスピードに乗った滑りから多彩な技を成功させてトップに立ちました。
そして、ベストトリックでは、4回目でボードを裏表に回したあとに後輪の車軸部分を滑らせる「キックフリップフィーブルグラインド」という大技を決めて、94.80の高得点をマークしました。
織田選手は合計265.75として世界選手権で初めての金メダルを獲得しました。
また、東京オリンピック金メダリストの西矢選手はランで安定した滑りを見せて、合計245.76で銅メダルを獲得し、初めての自国開催の世界選手権で日本勢が世界トップレベルの実力を示す結果となりました。
このほかの日本勢は、吉沢恋選手が5位、赤間凛音選手が6位、中山楓奈選手が7位でした。