防衛省関係者によりますと、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは、日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したとみられるということです。
防衛省などによりますとこれまでのところ日本の船舶や航空機などへの被害の情報は入っていないということです。
このあと、防衛省では会見などの対応は行わない予定だということです。
海上保安庁「弾道ミサイルの可能性あるもの すでに落下か」
海上保安庁は防衛省からの情報として、「弾道ミサイルの可能性があるものは、すでに落下したとみられる」と午後11時2分に発表しました。
岸田首相 万全の態勢をとるよう指示
北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたことを受けて、岸田総理大臣は、情報の収集と分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速・的確な情報提供を行うこと、航空機や船舶などの安全確認を徹底すること、それに不測の事態に備え、万全の態勢をとることを指示しました。
韓国軍合同参謀本部も発表
韓国軍の合同参謀本部も、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと、きょう午後10時42分ごろに発表しました。
海上保安庁 航行中の船舶に注意呼びかけ
海上保安庁は防衛省からの情報として、「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射された」と午後10時41分に発表しました。
航行中の船舶に対し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
政府 緊急参集チームを招集
政府は、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している官邸対策室に関係省庁の担当者をメンバーとする緊急参集チームを招集し、情報の収集と被害の確認などにあたっています。
ことし20回目の発射
北朝鮮が弾道ミサイルの可能性があるものや、弾道ミサイル技術を用いたものを発射したのは11月22日以来で、ことし20回目となります。