カンボジアを
拠点に
日本人を
狙った
特殊詐欺を
繰り返したとして
日本人の
グループ25
人が
逮捕された
事件で、フィリピン
当局に
拘束されていた
容疑者4
人が18
日、
日本に
移送され
埼玉県警に
逮捕されました。
逮捕されたのは、住所不詳で無職の清原淳容疑者(30)など4人です。
埼玉県警察本部によりますと、去年7月、長野県の80代の女性にうその電話をかけ、現金275万円をだまし取った詐欺の疑いが持たれています。
4人は、いずれもカンボジアを拠点に日本人を狙った特殊詐欺を繰り返していたグループの「かけ子」で、このうち清原容疑者は詐欺電話をかける拠点の責任者とみられるということです。
フィリピンに逃亡したという情報を得た日本の警察が逮捕状を取って手配していたところ、ことし7月、フィリピン当局が首都マニラの住宅街や空港で4人を見つけ拘束していました。
18日、フィリピンから日本に向かう飛行機の機内で逮捕され、成田空港から埼玉県警の警察署に送られました。
グループをめぐっては去年、日本人25人がカンボジアで身柄を拘束され、その後、逮捕されていました。
警察によりますと、このグループによる特殊詐欺の被害総額は30億円に上るとみられ警察はグループの実態解明を進めることにしています。
警察は4人の認否を明らかにしていません。