Báo tiếng Nhật: ことし初の猛暑日か暑さ慣れない時期のリスク熱中症対策は

まだ暑あつさに慣なれていない5月つき。専門せんもん家かは「急激きゅうげきに暑あつくなると身体しんたいが対応たいおうできず、気温きおんがそこまで高たかくなくても熱中ねっちゅう症しょうになるリスクがある」と警鐘けいしょうを鳴ならします。

17日にちは関東かんとうでことし初はじめての猛暑もうしょ日びが予想よそうされるなど気温きおんが上あがり、厳きびしい暑あつさが見込みこまれています。熱中ねっちゅう症しょうに対策たいさくをとってください。

（記事きじの後半こうはんに、熱中ねっちゅう症しょうの注意ちゅうい点てん、命いのちを守まもるための対策たいさくをまとめています）

16日にちは高気圧こうきあつに覆おおわれて晴はれて各地かくちで気温きおんが上あがりました。

日にち中ちゅうの最高さいこう気温きおんは、

▽宮崎みやざき県けんの美郷みさと町まち南郷なんごうで32.1度ど、

▽福岡ふくおか市しで30.7度ど、

▽岐阜ぎふ市しで30.2度ど、

▽山口やまぐち市しで30度どちょうどなどと、西日本にしにほんや東海とうかいを中心ちゅうしんにことし最もっとも気温きおんが高たかくなりました。

▽また、名古屋なごや市しで29.2度ど、

▽大阪おおさか市しで27.1度ど、

▽東京とうきょうの都心としんで27.5度ど、

▽福島ふくしま市しで26.4度ど、

▽金沢かなざわ市しで25.8度どなどと各地かくちで6月つき上旬じょうじゅんから6月下げっか旬しゅん並なみとなったほか、

ところによっては7月並つきなみの夏なつの暑あつさとなりました。

暑あつさを避さける“シェルター” 前倒まえだおしで開放かいほう

去年きょねん6月つきに国内こくないで観測かんそく史上しじょう初はじめて6月つきに40度どを超こえる40.1度どを観測かんそくした群馬ぐんま県けん伊勢崎いせざき市し。

熱中ねっちゅう症しょうになる人ひとを減へらすため、市しは去年きょねん、一部いちぶの市しの施設しせつを「熱中ねっちゅう症しょう予防よぼうシェルター」に指定していし暑あつさを避さけるために利用りようしてもらう独自どくじの取り組とりくみを行おこないましたが、ことしは1か月かげつ半はんほど前倒まえだおしして16日にちから開放かいほうを始はじめました。

対象たいしょうは公民こうみん館かんや図書館としょかんなど61の施設しせつで、このうち伊勢崎いせざき市し西久保にしくぼ町まちにある赤堀あかほり保健ほけん福祉ふくしセンターでは「暑あつい日ひの一時いちじ的てきな休憩きゅうけい場所ばしょとしてご利用りようください」といった呼よびかけが建物たてものの入り口いりくちやソファーの周辺しゅうへんに設置せっちされていました。

赤堀あかほり保健ほけん福祉ふくしセンターの堀越ほりこし恭子きょうこ所長しょちょうは「日にち中ちゅう、強つよい日差ひざしを浴あびて、不安ふあんに感かんじる時ときがあると思おもう。体調たいちょうが悪わるくなる前まえに施設しせつを気軽きがるに利用りようしていただきたい」と話はなしていました。

ことし初はじめて猛暑もうしょ日びの予想よそうも

気象庁きしょうちょうによりますと、17日にちも広ひろい範囲はんいで高気圧こうきあつに覆おおわれて晴はれるうえ、東日本ひがしにっぽんや北きた日本にっぽんの太平洋たいへいよう側がわを中心ちゅうしんに、山やまを越こえた風かぜが吹き降ふきおろす際さいに乾燥かんそうして気温きおんが上昇じょうしょうする「フェーン現象げんしょう」の影響えいきょうも加くわわり厳きびしい暑あつさとなる見込みこみです。

17日にちの日にち中ちゅうの最高さいこう気温きおんは、

▽前橋まえばし市しで36度どとことし初はつの猛暑もうしょ日びが予想よそうされているほか、

▽埼玉さいたま県けん熊谷くまがや市し、岐阜ぎふ市しで34度ど、

▽福島ふくしま市しや甲府こうふ市し、名古屋なごや市し、兵庫ひょうご県けん豊岡とよおか市しで33度ど、

▽仙台せんだい市しや富山とやま市し、長野ながの市し、京都きょうと市し、鳥取とっとり市しで32度ど、

▽東京とうきょうの都心としんや福井ふくい市しで31度ど、

▽高松たかまつ市し、福岡ふくおか市しで30度どなどと、

西日本にしにほんから北きた日本にっぽんの広ひろい範囲はんいで真夏まなつ日びが予想よそうされています。

暑あつさに慣なれていない時期じきこそ警戒けいかいを

熱中ねっちゅう症しょうに詳くわしい専門せんもん家かは、5月つきは体からだが暑あつさに慣なれていないため熱中ねっちゅう症しょうのリスクがあり、対策たいさくを進すすめてほしいと呼よびかけています。

兵庫ひょうご医科いか大学だいがく服部はっとり益治ますじ特別とくべつ招聘しょうへい教授きょうじゅ

兵庫ひょうご医科いか大学だいがく特別とくべつ招聘しょうへい教授きょうじゅの服部はっとり益治ますじさんは「私わたしたちの体からだは、環境かんきょうの変化へんかに順応じゅんのうさせるのに最低さいてい2週間しゅうかんはかかると言いわれている。先週せんしゅうの涼すずしかったり寒さむかったりした時期じきから1週間しゅうかんもたたないうちに今週こんしゅう、急激きゅうげきに暑あつくなるとそうした変化へんかに身体しんたいが対応たいおうできず気温きおんがそこまで高たかくなくても熱中ねっちゅう症しょうになるリスクがある」としています。

そのうえで「コロナ禍かの長ながい自粛じしゅく生活せいかつによる運動うんどう不足ふそくの影響えいきょうで、暑あつくなってきたときに汗あせで失うしなわれる水分すいぶんを予備よび的てきに蓄たくわえる筋肉きんにくが衰おとろえた状態じょうたいになっている人ひともいることが考かんがえられる。そうした人ひとはこれまで以上いじょうに、熱中ねっちゅう症しょうになる危険きけん性せいが高たかくなっている」と指摘してきしています。

熱中ねっちゅう症しょうを防ふせぐための対策たいさくとして、▽エアコンの設定せってい温度おんどを以前いぜんよりも1度どから2度どほど下さげたうえで、▽室内しつないでも1時間じかんに1回かい程度ていど、コップ1杯はい分ぶんの水分すいぶんを補給ほきゅうすることなどを勧すすめています。

服部はっとりさんは「体からだが弱よわっていると、『そんな気温きおんでも熱中ねっちゅう症しょうになるの？』というようなことが起おこりうると警戒けいかいしてほしいと思おもう。コロナ禍かの影響えいきょうが体からだに残のこっていることも考かんがえられるので、より慎重しんちょうに対策たいさくを行おこなってほしい」と話はなしていました。