文部科学省によると、2012年度に大学や短大(=2年または3年勉強する大学)、高等専門学校(=中学校のあと5年勉強する学校)を途中でやめた人は7万9311人いました。これは、調べた学校の学生の2.65%で、5年前に調べたときより少し増えています。
学校をやめた理由は「お金が足りない」が最も多くて20.4%でした。「成績が悪い」は14.5%でした。どちらも5年前より増えました。
また、70%以上の学校では、どうしたら授業料を安くしてもらったり、奨学金を利用したりできるか相談する学生が増えていることがわかりました。
文部科学省は「奨学金を返すことができるかどうか心配で、利用していない学生もいると思います。もっと奨学金を利用しやすくして、学生が卒業できるように手伝っていきたいです」と話しています。