宮城県の常磐山元自動車学校に通っていた生徒など26人は、東日本大震災の津波で亡くなりました。亡くなった生徒の家族たちは「学校は生徒たちをもっと早く避難させる必要があった」と言って、裁判に訴えていました。
自動車学校は裁判の中で「大きな津波がくると考えることはできなかった」と言いました。
13日の判決で仙台地方裁判所は、消防署の車が避難するように言っていたのを聞いて、津波がくると考えることはできたと言いました。そして「学校はできるだけ早く生徒などを避難させなければならなかった」と言いました。裁判所は、亡くなった生徒などの家族たちに全部で約19億円を払うように言いました。
亡くなった生徒の父親の1人は「きょうまでみんなが一緒に頑張ってきたので、子どもたちも喜んでいると思います」と話しました。