親が子どもを殴ったり、食べ物をあげなかったりするため、親と離れて児童養護施設で生活する子どもがいます。また、里親(=親の代わりに子どもを育てる人)と一緒に住んでいる子どももいます。
厚生労働省はおととし2月、児童養護施設にいる子どもや里親と一緒に住んでいる子ども、約4万8000人について調べました。
児童養護施設で生活している子どもは2万9979人いました。このうち41%の1万2414人が5年以上児童養護施設で生活していました。2008年は38%でした。12年以上生活している子どもも7%の2105人いました。2008年は5%でした。児童養護施設で長い間生活している子どもが2008年より増えていることがわかりました。
厚生労働省は「子どもが家庭で生活できるように、里親をもっと多くして、児童養護施設などで生活する子どもを少なくしていきたいです」と話しています。