悲しい母シャチと長い旅
シャチのタレクアは、2018年に生まれたばかりの子どもが死んだあと、子どもの体を抱えて17日間、太平洋の海を泳ぎ続けました。
1600km以上遠くまで行きました。
子どもの体が海の中に沈まないように、何度も潜って支えました。
ほとんど食べ物を食べたり休んだりしませんでした。
科学者たちは、タレクアが子どもを思う気持ちが強く表れた行動だと考えています。
タレクアと一緒の群れのシャチたちも、タレクアが泳ぎ続けることができるように、ゆっくり泳いだり食べ物を分けたりしました。
そのあと、タレクアは子どもを手から離しました。
そして2年後の2020年、また子どもが生まれました。
今度は元気な子どもで、「フェニックス」と名前がつきました。
今も、親子は太平洋の海を一緒に泳ぎ続けています。
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