9
日、
投票が
行われたフィリピンの
大統領選挙で、
地元の
メディアは、かつて
独裁体制を
敷いた
故マルコス
元大統領の
長男、フェルディナンド・マルコス
氏の
当選が
確実になったと
伝えました。
有権者からはマルコス
氏に
経済の
立て直しを
期待する
声があがる
一方で、
父親の
独裁体制を
繰り返すのではないかと
懸念する
声も
出ています。
9日、投票が行われたフィリピンの大統領選挙で、地元メディアは故マルコス元大統領の長男で元上院議員のフェルディナンド・マルコス氏(64)が、現職の副大統領レニー・ロブレド氏(57)などに得票数で2倍以上の差をつけていることなどから、マルコス氏の当選が確実になったと伝えました。
投票から一夜明けた首都マニラでは、選挙結果を受けてさまざまな声が聞かれました。
マルコス氏に投票した75歳の男性は「マルコス氏が圧倒的に勝利してうれしい。マルコス元大統領の時代は物価が安かったが、いまは苦しい。マルコス氏には父親がやってくれたようなことをしてほしい」と話していました。
一方で、39歳の女性は「マルコス氏が大統領になることが心配だ。父親のような独裁体制の歴史を繰り返さないでほしい」と話していました。
マルコス氏は10日午後にもマニラで勝利宣言を行うものと見られています。
ロブレド氏 結果を受け入れるよう呼びかけ
追い上げを
目指したもののマルコス
氏に
大きく
引き離された
現職の
副大統領、レニー・ロブレド
氏は、
開票作業が
進められていた10
日未明、
首都マニラで
会見を
開き、みずからの
支持者に
向けて「
発表された
得票数を
受け止めるのは
簡単なことではない。
不安だけでなく、
落胆も
味わっていることは
よくわかっている」と
話しました。
そのうえで「国民の意思ははっきりと示されつつあり、私たちは耳を傾けねばならない。なぜならば私たちの国はひとつしかないからだ」と述べて、選挙の結果を受け入れるよう呼びかけました。
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インドネシアの火山で大規模噴火 国内で目立った潮位変化なし
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N2
Source: NHK
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