中部・テジョン(
大田)の
裁判所は1
審でプソク
寺への
引き渡しを
命じる判決を
言い渡しましたが、
韓国政府が
控訴し、15
日に
行われた2
審の
裁判に
観音寺の
田中節竜住職が
初めて参加しました。
法廷で田中住職は「観音寺は平穏かつ公然と仏像を占有してきており、日本の民法でも韓国の民法でも所有権はわれわれにある。盗難に遭い、不法に韓国に持ち込まれたという事件の本質を踏まえて、1日も早く戻ってくることを強く願う」と訴えました。
また、田中住職は仏像は16世紀に朝鮮半島で譲り受けたものだと言い伝えられているとも述べ、これに対してプソク寺側は、正当に仏像が渡ったとする証拠があるのであれば示すように求めました。
裁判のあと田中住職は記者団に対して「言いたいことはすべて申し上げた。すでに10年という月日が流れているので、早期の返還を重ねて求める」と話しました。
次の裁判は8月17日に開かれます。